DX(デジタルトランスフォーメーション)やAIの台頭で、ITは既に生活に欠かせないインフラとなっています。それに伴いデジタル変革の最前線で活躍するITエンジニアの需要が非常に高くなっています。
しかし、ITエンジニア分野はますます細分化が進み、職種も増えており、どのような違いがあるのか分からないと悩まれている方も少なくありません。
本記事では、ITエンジニアについて以下の観点から解説をします。
- ITエンジニアの種類と仕事内容
- ITエンジニアの年収相場
- ITエンジニアにおすすめの資格
- ITエンジニアのこれからの需要
ITエンジニアがどのような仕事をしているのか、また、その年収相場がどれくらいなのかを知ることでキャリア選択の幅が広がるでしょう。
Tech Forwardに登録されているAI・Web3分野の最新求人一覧を以下からご覧ください。
こちらの記事でITエンジニアのおすすめ副業種類、探し方について詳しく解説していますので併せてご覧ください。
ITエンジニアとは?
ITエンジニアとは、IT技術を用いてコンピューターやソフトウェアを動かすためのシステムを設計したり、開発を行うエンジニアの総称です。
ITエンジニアといってもその種類は多岐にわたり、業務範囲も広くなっています。大きくは開発系エンジニア、インフラ系エンジニア、その他のエンジニアの3つに区分されます。ITと聞くと理系の人が就く仕事というイメージがあるかもしれませんが、実は文系の人も多い職種です。
様々な分野でIT技術が用いられるようになったことやスマートフォンの普及などで、ITエンジニアの職種が多様化しています。大別すると、以下3種類です。
- 開発系エンジニア
- インフラ系エンジニア
- その他のエンジニア
ITエンジニアの年収相場は?
ITエンジニアの年収は高い傾向にあります。厚生労働省が公表している「令和3年賃金構造基本統計調査」ではプログラマーなどの「ソフトウェア作成者」の平均年収は約455万円、システムエンジニアなどの「システムコンサルタント・設計者」の平均年収は約733万円です。
一方、国税庁が公表している「令和3年民間給与実態調査」によると、日本の平均年収は約443万円です。ですから、ITエンジニアの年収は、日本の平均年収を上回る結果であることが分かります。ただし、ITエンジニアの業種および仕事内容によって大きく異なります。上記調査でも「ソフトウェア作成者」と「システムコンサルタント・設計者」で300万円近い年収差があります。
年収の上昇傾向は続いており、日本IT人材振興機構(JIPDEC)が2017年から2019年に行った調査によると、ITエンジニアの平均給与は、2017年では1,000万円だったのが2020年には1,500万円になっています。
IT人材が不足している状況はしばらく続くため、今後もITエンジニアの年収が高い水準で推移することが予想されます。
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開発系エンジニア
システムやソフトウェア、アプリケーションなどの設計・構築・開発を担うエンジニアの総称です。一般にITエンジニアといえばこのタイプを思い浮かべることが多いでしょう。さらに細分化すると、以下のような職種を指します。
システムエンジニア(SE)
クライアントとの打ち合わせによる要件定義や内部・外部設計を行うエンジニアです。基本的にシステム開発の上流工程を担うため、一定の実務経験や技術が必要とされます。
システムエンジニアとして経験を重ね、プロジェクトマネージャーへとキャリアアップするケースも多いです。
こちらの記事でシステムエンジニアの仕事内容、平均年収について詳しく解説していますので併せてご覧ください。
プログラマー
プログラマーは、システムエンジニアなどの設計を基に、プログラミング言語を用いてシステムやアプリケーション開発を実際に行うエンジニアです。
こちらの記事でプログラマーの仕事内容について詳しく解説していますので併せてご覧ください。
コーディングだけを行うプログラマーの場合、コーダーと呼ばれることもあります。また、ゲームに特化したゲームプログラマーなど業界に特化したプログラマーも多くいます。
こちらの記事でゲームプログラマーの将来性、必要なスキルについて詳しく解説していますので併せてご覧ください。
Webエンジニア
Webエンジニアは、WebサイトやWeb上で機能するシステムを開発するエンジニアです。
具体的には以下の2種類に区分されますが、企業によっては両方を担当する場合もあります。
フロントエンドエンジニア | ユーザーの目に見える部分を開発 UI(ユーザーインターフェース)はシステムの使いやすさに大きく影響するため、デザイン面の知見も重要です。 |
バックエンドエンジニア | ユーザーの操作や入力に基づきシステムをどのように動作させるか、データの処理方法などを設計 |
バックエンドエンジニアは、ユーザーの目に触れない部分を開発することからバックエンドエンジニアやサーバーサイドエンジニアとも呼ばれます。
こちらの記事でWebエンジニアになる方法について詳しく解説していますので併せてご覧ください。
ソフトウェアエンジニア
企業の業務効率化を図るためのソフトウェアやOS、機器の制御システムなどを開発するエンジニアです。
ゲームやスマホアプリを開発するエンジニアの場合は、アプリケーションエンジニアとも呼ばれます。
AIエンジニア
AIエンジニアとは、ディープラーニング(深層学習)などの手法によりAIの開発や活用方法について研究や開発を行うエンジニアです。AIは多くの分野ですでに導入されていますが、これらのAI技術を支えているのがAIエンジニアです。
AIエンジニアの主な仕事内容は、AIの開発や数学的理論に基づくデータ分析です。まず、クライアントの要望を踏まえどのような機能を開発するかを決定します。
次に、AIの機械学習を合理的に設計するために、多くのデータを分析しAIが習得しやすいデータを探してAIに学習させる仕組みを構築するのが主な業務です。
こちらの記事でITエンジニアの主流になりつつあるAIエンジニアの仕事内容、年収相場について詳しく解説していますので併せてご覧ください。
メタバースエンジニア
メタバースエンジニアとは、コンピュータ中に構築された3次元の仮想空間であるメタバースに関する開発や設計を行うエンジニアです。メタバースの開発はプラットフォームの開発だけでなく、アプリ開発やサーバー開発、3Dデザインなど多岐にわたります。
こちらの記事でメタバースエンジニアの仕事内容、年収相場について詳しく解説していますので併せてご覧ください。
ブロックチェーンエンジニア
ブロックチェーンエンジニアとは、仮想通貨やフィンテック、ゲームなどの業界で活躍するブロックチェーンの技術を有するエンジニアです。ブロックチェーンとは仮想通貨などに用いられる基盤技術で、取引記録を暗号技術によって管理します。それ暗号化された記録を連結してデータを保管する分散型台帳技術です。
こちらの記事でブロックチェーンの仕組み、活用されている業界について詳しく解説していますので併せてご覧ください。
ブロックチェーンエンジニアの仕事内容は、主にブロックチェーンの実装や研究開発ですが、ブロックチェーン技術の需要が高まっていることを受けて広がり続けています。
こちらの記事でブロックチェーンエンジニアの仕事内容、年収相場について詳しく解説していますので併せてご覧ください。
IoTエンジニア
IoTに関連した技術や製品の設計や開発、運用など行うのが、「IoTエンジニア」です。家電製品や自動車、産業ロボット、住宅や工場など、さまざまなモノをインターネットに繋ぐテクノロジーを意味するIoT(Internet of Things)。
IoTにより、モノを遠隔操作したり、離れた場所からモノの状態を把握・検知・分析できたり、モノ同士でのデータ共有や分析結果に基づく機能のアップデートなどができたりするようになります。
IoT製品やサービスを企画したり、設計したりといった上流工程からプロジェクトに関わるのが、IoTエンジニアの役割になります。クライアントやターゲットのニーズや解決課題、世の中の困り事やトレンドを的確にとらえ、ソリューションを提供しなければなりません。また、利便性や快適性を提供したりするというIoTの価値を高め、体現するにあたって非常に需要な役割を果たします。
こちらの記事でIoTエンジニアの年収相場仕組み、仕事内容について詳しく解説していますので併せてご覧ください。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、サーバーやネットワーク、セキュリティなどITインフラ全般の管理・運用・保守といった業務を行うエンジニアの総称です。
システム運用をする上での根幹を担うため、一般にはあまり知られていないかもしれませんが重要な役割です。さらに細分化すると、以下のような職種を指します。
こちらの記事でインフラエンジニアの仕事内容、求められるスキル、将来性について詳しく解説していますので併せてご覧ください。
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアは、WEBやメールなどのサーバーシステムを設計、構築、運用、保守するエンジニアです。
サーバーのスペックを見積もることからセキュリティ面まで幅広い知識が求められます。
データベースエンジニア
データベースエンジニアは、ITシステムに不可欠なデータベースの設計・構築を行うエンジニアです。
どんなシステムにもデータベースは必要であり、ビッグデータを取り扱うAIなどの先端技術の登場によって需要が高まっている職種です。
最近では、データサイエンティストがAIを活用してビッグデータを分析することによって得られた知見を、新商品開発や経営の効率化などにつなげています。AIエンジニアの1つでカテゴライズされることも多いデータサイエンティストは、データベースの構築からデータ収集・分析を行いビジネスにおける課題を解決につなげていく職種です。
こちらの記事でデータサイエンティストの仕事内容、データアナリストとの違い、年収相場について詳しく解説していますので併せてご覧ください。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、システム運用に不可欠なネットワークの設計や運用保守を行うエンジニアです。
ネットワークにおけるセキュリティ面も担当するため、対応幅が広い職種になっています。
こちらの記事でネットワークエンジニアの仕事内容について詳しく解説していますので併せてご覧ください。
セキュリティエンジニア
サイバー攻撃やシステムの不正利用などからのセキュリティ対策を行うエンジニアです。
最新のセキュリティ対策についての情報を常に収集しアップデートを行うことが求められます。
こちらの記事でセキュリティエンジニアの仕事内容について詳しく解説していますので併せてご覧ください。
クラウドエンジニア
AWSなどのクラウド上で、インフラ環境の設計・構築を行うエンジニアです。
サーバーなどのハードウェアを自社に設置することから、クラウドサーバーを利用する企業が増えている流れを受けて需要が伸びています。
こちらの記事でクラウドエンジニアの仕事内容について詳しく解説していますので併せてご覧ください。
その他のエンジニア
ここまで紹介した職種以外にもITエンジニアに求められる役割はたくさんあります。これらは区分することが難しいのでその他として紹介しますが、いずれもなくてはならない役割です。
セールスエンジニア
セールスエンジニアは、技術部門と営業部門の中間的なポジションを担当するエンジニアです。
営業部門だけでは技術的な内容の説明が不十分になってしまうことを防いだり、顧客の要望を技術部門に適切につないだりする重要な役目を担います。
フィールドエンジニア
フィールドエンジニアは、客先へ赴き自社製品の設置やトラブルへの対応、メンテナンスを行うエンジニアです。
製品導入時のサポートなども行うため、臨機応変な対応とコミュニケーション能力が必要とされます。
サポートエンジニア
サポートエンジニアは、ユーザーに対して自社システムやソフトに関するサポートを行うエンジニアです。
トラブルやクレームの初期対応を担う重要なポジションになります。
ブリッジエンジニア
ブリッジエンジニアは、システムやソフトウェア開発を海外企業へ委託する際に、橋渡しをする役目を担うエンジニアです。
ITスキルはもちろんのこと、英語を始めとする多言語に対応していることや現地のビジネスマナーなどプロジェクトを円滑に進めるために必要なコミュニケーション知識が求められます。
社内SE
社内SEは、自社で稼働するシステムの管理・運用や、他部門からの質問や不具合に対応するヘルプデスクのような役割を担うエンジニアです。
基本的には社内のシステムに関する仕事のみを扱います。
プロンプトエンジニア
プロンプトエンジニアとは、ChatGPTやMidjourney、Stable Diffusionと言った生成系AIから最適な回答を得るためにプロンプトといわれる命令文に改良を加えたり、新たな工夫を凝らしたりする比較的新しいジャンルのエンジニアです。
こちらの記事でStable Diffusionの特徴について詳しく解説していますので併せてご覧ください。Midjourneyの特徴はこちらをご覧ください。
生成系AIは、細かい指示(プロンプト)の違いで大きく出力結果が異なります。そこで、プロンプトの最適解をさぐるのがプロンプトエンジニアの役割です。
こちらの記事で生成系AIの活用に欠かせないプロンプトエンジニアの仕事、年収相場を詳しく解説していますので併せてご覧ください。
ITエンジニアにおすすめの資格
ITエンジニアにまつわる資格は国家資格・民間資格を合わせると非常に多いです。これから転職を考えている方の場合、どの資格を取っておくと有利なのか迷う方も少なくありません。
実質の国家資格を管轄している独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施している試験制度を基に解説すると、まずは基本情報技術者試験(FE)から挑戦する方が多いようです。企業によっては、新人ITエンジニアに取得を推奨する資格でもあります。
また、ある程度のキャリアを重ねられた方は、情報セキュリティマネジメント試験(SG)、基本情報技術者試験(FE)の上位資格である応用情報技術者試験(AP)やシステムアーキテクト試験を取得するとプロジェクトリーダーなどの上位職へつなげやすくなるでしょう。
これに加え開発系に携わる方は各種言語の資格、セキュリティやサーバーなどに携わる方はCiscoなどのシステム系資格を合わせて取得しておくとより高いレベルでスキルを活かすことができます。
ITエンジニア全般の主要資格一覧
資格試験名 | 資格種類 | 備考 |
---|---|---|
基本情報技術者試験(FE) | 国家資格 | ITエンジニアのエントリーレベル |
情報セキュリティマネジメント試験(SG) | 国家資格 | 基礎的なセキュリティスキルが問われる |
応用情報技術者試験(AP) | 国家資格 | 最低3年程度の中級エンジニア経験が必要 |
システムアーキテクト試験(SA) | 国家資格 | 上級エンジニア向け |
運用・保守・組み込み系の主要資格一覧
資格試験名 | 資格種類 | 備考 |
---|---|---|
ITサービスマネージャ試験 | 国家資格 | 上級エンジニア向け |
エンベデッドシステムスペシャリスト試験 | 国家資格 | 上級エンジニア向け |
ネットワーク系の主要資格一覧
資格試験名 | 資格種類 | 備考 |
---|---|---|
ネットワークスペシャリスト試験 | 国家資格 | 上級エンジニア向け |
CCNA(Cisco Certified Network Associate) | ベンダー資格 | Cisco社が管轄する世界的に通用する資格 5段階ある |
データベース系の主要資格一覧
資格試験名 | 資格種類 | 備考 |
---|---|---|
データベーススペシャリスト試験 | 国家資格 | 上級エンジニア向け |
オラクルマスター | ベンダー資格 | オラクル社のOracle Databaseの管理スキルを認定する資格 |
コンサル・プロジェクト管理系の主要資格一覧
資格試験名 | 資格種類 | 備考 |
---|---|---|
ITストラテジスト試験 | 国家資格 | 経営戦略の理解まで求められる最難関試験 |
プロジェクトマネージャ試験 | 国家資格 | 現場責任者向けエキスパート資格 |
セキュリティ系の主要資格一覧
資格試験名 | 資格種類 | 備考 |
---|---|---|
システム監査技術者試験 | 国家資格 | 上級エンジニア向け |
情報処理安全確保支援士試験 | 国家資格 | IT系初の「士業」 ※2016年までは「情報セキュリティスペシャリスト」 |
クラウド系の主要資格一覧
資格試験名 | 資格種類 | 備考 |
---|---|---|
AWS認定資格 | ベンダー資格 | AmazonのAWSに関する認定資格で以下の3コース 基礎 アソシエイト プロフェショナル |
Google Cloud認定資格 | ベンダー資格 | Googleの認定資格で以下の3コース 基礎 アソシエイト プロフェショナル |
Microsoft認定資格 | ベンダー資格 | MicrosoftのAzureに関する認定資格で以下の3コース 基礎 アソシエイト プロフェショナル |
Linux技術者認定試験 | ベンダー資格 | 「クラウド」「オープンソースのリテラシー」「システムアーキテクチャの知見」を含むLinux技術者としてのスキル認定資格 以下の 2 種類 日本国内の Linux 市場に合わせた Linux 技術者認定試験 LinuC 世界共通で実施されている Linux Professional Institute Certification(LPIC) |
ITエンジニアの需要は高まっている
IT技術が発展していく中で日本におけるIT人材が不足しているため、多くの会社がIT人材確保に乗り出しています。
ここではその背景について解説します。業界全体の事情を知る上での参考にしてみてください。
第四次産業革命によるIT業界の市場拡大
IoTやビッグデータ、AI技術の進歩により、新たなマーケティング手法やマッチングサービス、フィンテックなど新たな市場が生まれました。これによってIT業界の市場が拡大し、様々な企業がIT技術の導入を始めたことによりIT人材の需要が高まっています。
IT化が遅れている企業では労働力不足や情報管理の効率化のためにIT技術を導入し、既にIT技術を導入している企業ではより優秀なITエンジニアを確保しようと取り組みを進めています。
IT人材の需要が縮小することは、当面ないと見込まれるでしょう。
ITスキルを持った人材の不足
ITスキルを持った人材の数が需要に追い付いていません。経済産業省が実施した「IT人材需給に関する調査」では、2030年にはIT人材が最大約79万人不足すると試算されています。
これを受けて小学校でプログラミング教育が実施されたり、社会人にもリスキリングの一つとしてIT知識の習得が推奨されたりするなどの施策が実施されています。つまり需要が高くて人材が不足している状況のため、IT人材は平均年収より給与水準が高いのです。
ITエンジニアの仕事はきつい?
「ITエンジニアの仕事はきつい」という印象を持たれている方も少なくありません。たしかにシステム開発を担当することになった場合、納期が近づくと対応に追われることもあるでしょう。特に工数の読みにくいプロジェクトにおいて工数を少なく見積もってしまうと、そのしわ寄せが納期直前にやってきます。
こちらの記事でITエンジニアの仕事がきつくなりがちな原因について詳しく解説していますので併せてご覧ください。
また、仕様変更やシステムエラーなどが頻発する職場では、残業や休日出勤が発生しやすいです。しかし、納期が近付くと忙しくなることや、トラブルの多い職場で残業が増えることは、ITエンジニアに限りません。
これらのことを頭に置いて、良い転職先かどうかを見定めるようにしましょう。
こちらの記事でITエンジニアが転職に失敗してしまうことがある理由について詳しく解説していますので併せてご覧ください。
ITエンジニアでよくある質問まとめ
- ITエンジニアとは?
-
ITエンジニアとは、IT技術を用いてコンピューターやソフトウェアを動かすためのシステムを設計したり、開発を行うエンジニアの総称です。ITエンジニアといってもその種類は多岐にわたり、業務範囲も広くなっています。大きくは開発系エンジニア、インフラ系エンジニア、その他のエンジニアの3つに区分されます。詳しくは「ITエンジニアとは?」にジャンプ。
- ITエンジニアの年収相場は?
-
ITエンジニアの年収は高い傾向にあります。厚生労働省が公表している「令和3年賃金構造基本統計調査」ではプログラマーなどの「ソフトウェア作成者」の平均年収は約455万円、システムエンジニアなどの「システムコンサルタント・設計者」の平均年収は約733万円です。詳しくは「年収相場は?」にジャンプ。
まとめ
今回はITエンジニアの概要や種類、年収が高いこととその背景について解説しました。近年では非IT企業においても業務効率化や新たなサービスの創出のために、IT技術やシステムの導入が進んでいます。
ITエンジニアへの需要は高まる一方で、人材の供給が追い付いていないというのが実情です。つまり、IT技術やITエンジニアとしての経験を持っている方は好待遇で転職できる可能性が高いでしょう。
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