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エンジニアはフリーランスでも稼げる?これから需要が増えるのは?年収相場・向いているタイプを完全解説!

エンジニアはフリーランスでも稼げる?仕事スタイル・年収相場・向いているタイプを完全解説!

ITエンジニアの皆さんの中には、いつかはフリーランスになって今よりやり甲斐のある仕事にチャレンジしたい、もっと稼ぎたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。

しかし、実際にフリーランスになってやっていけるのか、収入はどれくらいなのかといったことがよく分からず不安に思うことがあるかもしれません。

そこで今回は、フリーランスエンジニアの年収や仕事スタイル、独立の目安、さらに向いているタイプについて詳しく解説します。

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目次

エンジニアがフリーランスで稼げる理由

フリーランスエンジニアがおすすめの理由

最初に、フリーランスエンジニアがおすすめの理由について解説します。具体的には、以下の3点が考えられます。

  • 著しいIT人材不足
  • 仕事の選択肢が増える
  • 直接契約で収入アップ

著しいIT人材不足

2010年代より、国内におけるIT人材の需給ギャップ(人材の需要と供給量の差)は拡大の一途をたどり、経済産業省の試算によると2030年には、最大で78.7万人不足する可能性があるとされています。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の2019年の調査でさえ、IT人材が「大幅に不足している」あるいは「やや不足している」と回答した企業がすでに90.5%にも達しています。

その後の新型コロナウィルスの蔓延によるリモート需要の拡大と生成AIの急速な普及などにより、IT人材不足はさらに顕著になっているといってよいでしょう。これらのことから今後は、フリーランスエンジニアへのニーズが確実に高まっていくと考えられるのです。

仕事の選択肢が増える

フリーランスエンジニアになることの最大の魅力の一つは、仕事の選択肢が著しく増える点です。企業に勤めている時と比較して、フリーランスとしての活動は、さまざまなプロジェクトへの参加や新しい技術への挑戦を可能にします。

例えば、以下のような専門分野で活動することができます:

  • プログラマー:新しいプログラミング言語やフレームワークを学ぶことで、より多様な開発プロジェクトに参加できます。
  • インフラエンジニア:クラウドサービスやネットワークセキュリティなど、高度化するインフラ技術に精通することが求められます。
  • AIエンジニア:データサイエンスや機械学習の専門知識を活用し、革新的なソリューションを提供できます。
  • SE(システムエンジニア):幅広い技術とビジネスの知識を駆使し、顧客の要望に応じたシステムの設計・開発に携われます。
  • プロンプトエンジニア:ユーザーインターフェースとユーザーエクスペリエンスの設計に特化し、より直感的で使いやすい製品を創出します。

これらの分野において、専門知識とスキルを拡充することで、より多様なプロジェクトに参加し、新しい挑戦を受け入れることができます。また、フリーランスとしての実績を積むことで、単一企業勤務では得られない独特の案件やプロジェクトが舞い込む可能性が高まります。

直接契約で収入アップ

フリーランスエンジニアとして活動する際、直接クライアントと契約することが一般的です。このアプローチの最大の利点は、得られる収入がすべて自分のものになる点です。企業に勤めている場合、一部の収入は会社の取り分となりますが、フリーランスではそのような控除がありません。

特に、高度な専門技術や特定の分野での深い知識を持つフリーランスエンジニアは、市場で高く評価される傾向があります。このような専門知識を活かすことで、より大きなプロジェクトや高額の契約を獲得するチャンスが増えます。

しかし、この収入構造には重要な考慮点があります。フリーランスとしては、社会保険料や業務に関わる経費など、いくつかの費用を自己負担する必要があります。

これらのコストを考慮しても、効率的にプロジェクトを選択し、質の高い仕事を提供することで、企業に勤めていた時よりも高い年収を期待できる可能性があります。

フリーランスエンジニアで年収1000万可能?

フリーランスエンジニアで年収1000万可能?

フリーランスエンジニア向けの案件は、月単価で50〜70万円くらいが主流です。そこから計算すると年収は、600〜840万円くらいと考えられます。

一言にフリーランスエンジニアといってもその仕事内容はかなり多彩です。とくにAIエンジニアやプロンプトエンジニア、データサイエンティストなど、近年需要が急激に高まってい職種の場合は、月単価90〜100万円以上の案件も少なくありません。よって、年収1000万円以上も決して夢ではないでしょう。

ただしその割合は、全体の数%以下と考えられます。また時代によって必要とされる知識やスキルも変化するので、高収入を維持しようと思えば、トレンドのスキルを抑えていく努力を続ける必要があるでしょう。

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フリーランスエンジニアの仕事スタイル3種類

フリーランスエンジニアの仕事スタイル3種類

続いて、フリーランスエンジニアがどのようなスタイルで仕事をしているのかについて見ていきましょう。これによって、実際に仕事をしているイメージが湧きやすくなるでしょう。

常駐型

まず一つ目は、クライアント企業に身を置いて仕事をする常駐型です。たとえばインフラエンジニアなどは、相手先に出向いてサーバーの保守を行ったり、運用のサポートをしたりします。

他の業務でも、企業やプロジェクトによってはリモートではなく、対面で顔を見合いながら交流を深めて開発を進めるやり方を重視するところもあります。いずれにしろ、さまざまな環境に柔軟に対応できる方は、常駐型で能力が発揮しやすいといえるでしょう。

リモート型

案件として確実に増加しているのが、企業に出向くことなく自宅などで仕事を行うリモート型です。ITエンジニアの業務の大半は、パソコンをはじめとするデジタル機器が整っていればこなせるものが多いです。

実際の求人案件をみても、フルリモートや一部リモートの案件が非常に目立ちます。クライアントからの指示に忠実に従い、納期を遵守してミッションを達成できる実力があれば、リモートでも十分に稼ぐことが可能でしょう。

個人開発型

最後は、企業からの案件を受注するのではなく、自らプロダクトを開発し、世の中に提供する個人開発型です。システムやアプリ開発が主体です。

かなりの実力と実績が必要とされますが、アプリは当たると大きく、月収数百万円〜数千万円という一攫千金も十分ありえるでしょう。

これからフリーランスで需要が増えるエンジニア7種類

需要の多いフリーランスエンジニアの種類

フリーランスエンジニアの中でも、とくにこれから需要が伸びそうなものを説明します。

AIエンジニア

フリーランスのAIエンジニアとしての役割は、今後さらに重要性を増していきます。AI技術の進化に伴い、企業や組織は、機械学習やディープラーニングを活用してビジネスプロセスを最適化しようとしています。高度な精度と機能性を備えたAIシステムの開発は、市場の要求に応える優れた製品を生み出すために不可欠です。

こちらの記事でAIエンジニアの仕事内容、年収相場について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

フリーランスのAIエンジニアは、膨大なデータを扱い、これらの技術を用いて、目標に合致した高機能なAIシステムを構築します。生成AIの時代が到来している現在、AIエンジニアへの需要はますます高まっています。

AIエンジニアとして成功するためには、最新の技術動向を常に把握し、それに応じたスキルセットを維持・更新することが求められます。機械学習アルゴリズム、データ処理、ソフトウェア開発に関する深い知識は、この分野で求められる専門技術です。

加えて、生成AIを使用した開発競争が熾烈を極める中にあって、優秀なPythonエンジニアの価値は非常に高まっています。

こちらの記事でフリーランスでPythonエンジニアが稼ぐ方法について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

加えて、ビジネスニーズと技術的な可能性のバランスを理解することも重要です。これにより、実用的かつ市場価値の高いAIソリューションを開発し、フリーランスエンジニアとしての地位を確固たるものにすることができます。

特化型プログラマー

プログラマーとしての役割は、アプリケーションやソフトウェア、基幹システム、Web開発において中心的なものです。しかし、市場で高単価な案件を獲得するためには、プログラミングスキルだけでは不十分です。

フリーランスのプログラマーとして成功するためには、以下のような関連知識が不可欠です。

  • オペレーティングシステム(OS):異なるOSに対応するプログラミング能力は、多様なプロジェクトへの参加を可能にします。
  • サーバー技術:クラウドベースのサービスが増える中、サーバー管理や最適化の知識は価値があります。
  • ネットワーク技術:インターネット上でのデータの安全なやり取りを保証するため、ネットワークの基礎から応用まで理解する必要があります。
  • セキュリティ:データ保護とプライバシーの重視が増す中、セキュリティに関する知識は非常に重要です。

特に、セキュリティやクラウドコンピューティングなどの急速に成長している技術分野での専門知識は、高い需要を持っています。

また、これらの技術知識を持つことは、プロジェクトの要件を正確に理解し、効率的かつ効果的なソリューションを提供するためにも不可欠です。フリーランスのプログラマーとして、これらの知識を活用することで、市場での競争力を高め、より魅力的な案件を獲得することが可能になります。

こちらの記事でプログラマーがフリーランスで稼ぐ方法について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

SE(システムエンジニア)

新しい技術やツールが続々と登場する中、企業は専門的な知識を持つフリーランスSEに依存することが増えています。また、柔軟で迅速なアジャイル開発の普及で、フリーランスのSEがその適応性で重宝されています。

システムエンジニア(SE)としての主な職務は、システム開発の各段階を責任を持って管理し、クライアントの要求に応えるプロダクトの完成を目指すことです。システム開発の経験の深さが、フリーランスのSEが対応できる案件のレベルを決定します。より複雑で大規模なプロジェクトに取り組むためには豊富な経験と専門知識が必要です。

成功するフリーランスSEとなるためには、技術的なスキルだけでなく、プロジェクト管理能力やコミュニケーションスキルも重要です。これらのスキルを活用することで、クライアントの期待を超えるプロダクトを提供し、市場での自身の価値を高めることができます。

こちらの記事でSEの仕事内容、年収相場について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

インフラエンジニア

データの保護とサービスの可用性が重要視される中で、高度なインフラスキルを持つエンジニアが求められています。また、AWS、Azureなどのクラウドプラットフォームが主流となっている現在、これらのサービスに精通したインフラエンジニアを外部で調達することの価値が高くなっています。

インフラエンジニアは、クライアントのサーバーやネットワークの設計、構築、保守運用がおもな仕事です。

AWSやAzureなどの主要なクラウドサービスに関する深い理解、データ保護規制への適合とセキュリティリスクの管理能力が重要です。

これらの専門知識を持つフリーランスのインフラエンジニアは、市場で高く評価され、多様な業界での重要なプロジェクトに参加する機会を増やすことができます。

こちらの記事でインフラエンジニアがフリーランスになって稼ぐ方法について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

メタバースエンジニア

メタバース(仮想世界)の開発は、エンターテイメントだけでなく、教育、ビジネス、社交といった分野にも及んでおり、幅広い開発機会が生まれています。

メタバースエンジニアとしての主な職務は、メタバース向けのアプリケーションやプラットフォームの開発です。

メタバースアプリケーションの開発には、複数のプログラミング言語やツールの併用が必要であり、この多様性に対応できるエンジニアが重宝されます。特に、Unity、Unreal Engineなどのゲームエンジンや、C#, Javaなどの複数のプログラミング言語の習得が求められます。

こちらの記事でUnity、Unreal Engineの機能、価格の比較について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

また、VR/AR/MRと言った3Dフレームワーク技術は、メタバース体験の核となる要素であり、これらに精通するエンジニアは高い需要を持ちます。

こちらの記事でVRの仕組み、活用されている業界について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

このようなスキルと能力を持つフリーランスのメタバースエンジニアは、高単価の案件を獲得する機会が増え、メタバースの世界を形作る先駆者として活躍することができます。

プロンプトエンジニア

AIが生成する結果の質は、与えられたプロンプトの精度に大きく依存します。適切なプロンプトによって、AIはより正確で有用な結果を生成できます。生成AIに対して最適な指示(プロンプト)を送る能力を持つプロンプトエンジニアは、フリーランスであってもますます需要が増えています。

ビジネス分析、コンテンツ生成、顧客サポートなど、多様な分野で生成AIの需要が高まっています。プロンプトエンジニアとして成功するためには、自然言語処理の原理と技術を深く理解し、効果的なプロンプトを設計する能力が必要です。また、言語の微妙なニュアンスを理解し、AIに適切な文脈を提供するセンスも求められます。

これらの能力を備えたプロンプトエンジニアは市場での需要も高く、多岐にわたる業界で重要なポジションを占めることが期待されます。

こちらの記事でプロンプトエンジニア仕事内容、活躍している分野について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

データサイエンティスト

ビジネスにおいてデータが中心的な役割を果たすようになった現代において、データサイエンティストをフリーランスで雇用する企業が増えています。データサイエンティストは、データ駆動型のビジネス環境において非常に重要な役割を担っています。

優秀なデータサイエンティストに対する需要は非常に高く、特にデータを活用してビジネス価値を創出する能力を持つ者には高額な報酬が支払われます。この需要は、データがビジネスのあらゆる側面において中心的な役割を果たす現代において、さらに高まることが予想されます。

こちらの記事でデータサイエンティストがフリーランスで稼ぐ方法について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

フリーランスが向いているエンジニアのタイプ

フリーランスエンジニアが向いているタイプ

フリーランスエンジニアには、どのようなタイプが向いているのか解説しましょう。だれもがフリーランスになることで成功したり幸せになったりするとは言いきれません。向き不向きを知った上で、今後のスキル計画を立てていく必要があるでしょう。

3年以上の勤務経験がある

フリーランスという時点でクライアント企業からは、即戦力が強く求められると理解してください。そのため、極端ですが「一を聞いて十を知る」というくらいの実力者なら、安心して重要度の高い仕事を任せてもらえるでしょう。

そのレベルに行き着くには、少なくとも3年以上の勤務経験が必要です。つまりこれが独立の目安と考えてよいでしょう。アプリやシステムを個人開発するにしても、これくらいの経験と実績を積むことが求められます。

交渉力がある

フリーランスエンジニアには、交渉力も求められます。何を、いつまでに、どのような形で遂行できるのか、あるいはできないのか、できないとすればなぜなのか、その代替案は、と筋道を立てて相手にわかりやすく伝え、両者が納得できるところに議論を着地させることが大事でしょう。

フリーランスで仕事を続けるというのは、この連続です。だれかに代わりに交渉してもらうことはできないので、ただパソコンに向かって仕事をするだけではないという点を理解しましょう。

常に自己のアップデートができる

ITの世界は、世の中のどの業界よりも変化が激しいといっても過言ではありません。よって、フリーランスエンジニアには、常に新しい情報やテクノロジーについての理解を深め、時代の流れをキャッチアップしていく精神に富んでいることが求められます。

過去の実績やしきたりにとらわれず、自己アップデートをひるむことなく継続できる力が不可欠でしょう。

公私共にマネジメント力がある

フリーランスになるということは、会社に勤務していたときとは異なり、経理や納税、社会保険や労災、クライアントへの請求や支払いに至るまですべて自分で責任を持って行う必要があります。

もちろん、プロに委託しても構いません。それを含めて、自分なりのフリーランスとしての環境をしっかりと整備する必要があるでしょう。

一方で、公においてもクライアントから求められた業務を納期までに確実に収める、あるいは計画的に売上を獲得するための営業を行うといったマネジメント力も求められます。

まとめ

深刻なIT人材不足が指摘されるなか、今後ますますフリーランスエンジニアへのニーズは高まると見てよいでしょう。フリーランスエンジニアの職種は広範囲に渡ります。自分が他のエンジニアよりも高い能力が発揮できそうな分野のスキルに磨きをかければ、独立の道が見えてくるでしょう。

今以上に多彩な仕事を手掛けたい、年収をアップさせたいと思っているなら、ぜひフリーランスエンジニアについて真剣に検討してみてはいかがでしょうか。

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