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Pythonエンジニアはフリーランスになれる?気になる年収や案件数・必要なスキルも徹底解説

Pythonエンジニアはフリーランスになれる?気になる年収や案件数・必要なスキルも徹底解説

開発されたのが30年以上前と決して新くはない「Python」ですが、近年のAIブームにより、さらにその注目度はうなぎ登りです。

Pythonは、AIや機械学習などを活用した最先端プロダクトの開発に加え、データ分析、Webサイトやアプリ開発などさまざまな領域で使えるオールラウンドな言語です。今後、さらに需要が増すことは間違いないでしょう。

こちらの記事でPythonが人気の理由、活用されている業界について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

すでにPythonでの開発実績を持っているエンジニアのなかには、「フリーランスになってステップアップしたい!」「もっと自由に稼ぎたい!」とお考えの方も多いのではないでしょうか。

今回は、Pythonエンジニアはフリーランスになれるか、また年収や案件内容、必要スキルや案件獲得方法などについて詳しく解説します。

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目次

Pythonエンジニアはフリーランスになれる?

Pythonエンジニアはフリーランスになれるのか?

Pythonエンジニアがフリーランスとして活躍することは十分に可能です。AIや機械学習を使ったプロダクトの開発や、高度なデータ分析、ブロックチェーンやゲームアプリ開発など、Pythonエンジニアのニーズは非常に高まっているため、次々と仕事が舞い込むと期待してよいでしょう。

転職市場でもPythonエンジニアの方向性を模索するITエンジニアが増えています。

こちらの記事でこれからPythonエンジニアへの転職を狙うエンジニアへのアドバイスについて詳しく解説していますので併せてご覧ください。

ただし、フリーランスを続けていくには、ただPythonの開発知識があればよいわけではありません。会社員とは違って何もかも自分でこなす必要があるからです。その現実をしっかりと理解して重要な知識やスキルを補うなど十分な準備が必要になるでしょう。

こちらの記事でフリーランスエンジニアの年収相場、仕事スタイル、これから伸びることが予測されるフリーランスエンジニアの種類について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

Pythonフリーランスの年収は?

Pythonフリーランスの年収は?

弊社でのPythonフリーランスエンジニア案件は、平均すると月額報酬約70万円です。JavaやPHP、JavaScriptといった主要言語を上回る高騰ぶりを示しています。

年収に換算すると、約855万円と、Pythonエンジニア全体の平均である約630万円を大きく上回ります。したがって現在会社員として働いている場合は、フリーランスに転向することによって収入が大幅にアップする可能性が高いと考えてよいでしょう。

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Pythonフリーランスの案件内容は?

Pythonフリーランスの案件内容は?

Pythonフリーランスエンジニア向けにどのような案件があるのか、個別にみていきましょう。

AI・機械学習関連

Python人気を引き上げた一番の立役者と言ってよいのが、AIと機械学習関連のニーズです。フリーランス案件の場合も例外ではありません。

とくに生成AIを使用した開発競争が熾烈を極める中にあって、優秀なPythonエンジニアの価値は非常に高まっています。総務省の「令和5年版 情報通信白書」によると、国内におけるAIシステム市場規模は、2022年に3,883億6,700万円(前年比35.5%増)となっています。さらに今後も成長を続け、2027年には1兆1,034億7,700万円に達する見込みと予測されています。

この加速度的な市場拡大予測を鑑みても、いかにこれからPythonエンジニアが重宝されるかが理解できるでしょう。

こちらの記事でPythonの得意分野について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

Webアプリの開発

Pythonを使うとさまざまなWebアプリの開発が可能で、フリーランス向け案件も豊富です。以下のような世界的に人気を博している秀逸なアプリが、Pythonを使って数多く開発されています。

  • YouTube
  • Instagram
  • LINE
  • Dropbox
  • Spotify
  • Pinterest

MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)の調べでは、一人のスマホユーザーがインストールしているアプリの数は19.3個にもなります。中には、100個を上回るとの調査結果もあるくらいです。

今や重要インフラの一つと化したスマホを巡っては、利便性が高かったり、楽しめたり、コスパが良かったりといったアプリの開発競争に多くの業者がしのぎを削っています。よってそのスキルや知識をもつPythonフリーランスエンジニアにとっては、まだまだこれからアプリ開発案件が増加していくとみてよいでしょう。

こちらの記事でPythonエンジニアにおすすめのアプリ開発副業で稼ぐ方法について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

データ分析

Pythonを使えばビッグデータを高速処理したうえで高度な分析ができるため、幅広い業界からのデータ分析案件があります。

具体的には、ユーザーの行動ログから重要なデータを収集、抽出、分析することで、製造業、物流、エネルギー、医療、教育、金融などの多くの分野で競争力を高めるプロダクトの開発に貢献できます。

Pythonエンジニアのフリーランスとしての活動は、幅広い業界でのデータ分析案件により、技術的挑戦とともに貴重な収入の機会を提供します。独立を検討しているPythonエンジニアにとって魅力的な選択肢となるでしょう。

ゲーム開発

Pythonはゲーム開発の領域でも利用されており、フリーランスのPythonエンジニアにとって多くの案件が存在します。特に2Dゲームの開発において、Pythonはその手軽さと強力なライブラリのサポートにより、様々なゲーム開発案件で利用されています。

ゲームマニア界隈では、Pythonを使って「スーパーマリオブラザーズ」をほぼオリジナルと同様に再現したアプリが話題になりました。商業ベースでも、海外タイトルでStar Trek: Bridge CommanderやVega Strikeと言った人気タイトルがPythonで開発されています。

Pythonは、特に2Dゲーム開発において、アクションゲーム、シューティング系ゲーム、カードゲーム、パズルゲームなど多岐にわたるゲームの開発に利用されています​​。また、PythonはPygameやRenpyなどのゲーム開発エンジンに利用されており、これらのエンジンはPythonの容易さと強力なライブラリエコシステムを活用しています​​。

Pythonフリーランスの案件数は?

Pythonフリーランスの案件数は?

エンジニア求人サイト大手レバテックフリーランスでは、2023年10月末現在で3,885件の求人・案件があります。うちリモート案件は2,460件、さらにその内訳としてフルリモートが1,407件、残りの1,053件は一部リモートという状況です。

弊社Tech Forwardでも、件数は大手求人サイトには及びませんが、良質なベンチャーやスタートアップからのPythonエンジニアのハイレベル求人案件がそろっています。

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ただし、Pythonフリーランスエンジニア案件には、相手先企業への常駐を求められるものも少なくありません。とくに最初のうちは、リモートと決めつけずに、常駐も含めて積極的に受注していく方が好ましいでしょう。

Pythonフリーランスに必要なスキルは?

Pythonフリーランスの必要スキルは?

Pythonフリーランスエンジニアに必要なスキルについて解説しましょう。

Python以外言語のスキル

Pythonだけでも相当数の案件に対応できます。しかし他の言語も習得しておくとさらに仕事の幅が広がるうえ、Python案件が少ない場合の助けにもなるのでおすすめです。

スマホアプリ開発やスクレイピング、Webサービスに使えるRuby、Web開発で重宝するJavaScriptなどは、案件も豊富ですし即戦力として活用しやすいでしょう。

クライアントとの関係構築能力

Pythonエンジニアとしてフリーランスの道を選ぶ際、単にコードを書く技術者である以上の価値を提供することが求められます。クライアントとの関係構築能力は、Pythonエンジニアだからこそ提供できる独自の解決策や、コードの品質を確保しながらもクライアントのビジネス目標を理解し、達成することに重要な役割を果たします。

良好なコミュニケーションと信頼関係の築き方をマスターすることで、Pythonエンジニアはクライアントにとっての価値を最大化し、長期的な成功と満足をもたらすことができます。

プロジェクト管理スキル

Pythonエンジニアとしてフリーランスの世界で活躍するには、コードの技術的な側面だけでなく、プロジェクトの全体的な流れを理解し管理する能力が求められます。Pythonのプロジェクトの多くはデータドリブンであり、データの収集、処理、分析、そしてその結果の適切な解釈と共有に依存しています。

プロジェクト管理スキルは、多岐にわたるタスクを効率的にコーディネートし、クライアントの期待を満たす適時かつ質の高い成果を届けることに不可欠です。さらに、フリーランスとしてのPythonエンジニアは、各プロジェクトのリソースと期限を適切に管理し、クライアントとの明確なコミュニケーションを保ちながら、技術的な課題を効果的に解決する能力が求められます。

知識のアップデート

Pythonや関連技術の新しいバージョン、ライブラリ、フレームワークが継続的にリリースされています。そのため、Pythonエンジニアは自身の技術スキルと知識を定期的に更新し、新しいツールや技術に対応する準備を整える必要があります。

Pythonエンジニアとしての継続的学習と技術的知識のアップデートは、常に進化し続ける技術の波を捉え、クライアントに最新かつ効率的なソリューションを提供する能力を保持するために不可欠です。また、フリーランスとして働くPythonエンジニアは、新しいプロジェクトやクライアントのニーズに効果的に対応するために、多様な技術領域における知識とスキルを拡充し、持続的な学習の習慣を育むことが重要です。

フレームワークとライブラリのスキル

Pythonはフレームワークとライブラリが非常に豊富です。複数の主要なフレームワークの使い方をマスターしておくと、即戦力として重宝されるのでおすすめです。以下に代表的なものを紹介しましょう。

主要フレームワーク概要
scikit-learn回帰や分類、クラスタリングなど多彩なアルゴリズムが装備されています。データ分析による予測がしやすく、数値計算ライブラリのNumptyやグラフ描画ライブラリのmatplotlibとの連携が容易です。
TensorflowGoogleが開発したフレームワークで、画像認識、音声認識、言語翻訳、アート作成などが得意なためAIを使ったアプリ開発にはうってつけです。
Chainerディープラーニングに不可欠なニューラルネットワークの構造および学習の方法を記述できるようになります。
Diango管理画面や案内ページの作成など、Web開発に必要な機能がひと通り装備されており、単独でアプリ開発をすることができます。非常に案件数が多いので、ぜひともマスターしておきたいところです。

データ分析と解析のスキル

データ分析と解析のスキルは、フリーランスのPythonエンジニアにとって高単価案件を引き受けることを可能とします。多くの企業は、データから有益な洞察を得ることで競争優位性を築くことを目指しており、この目的を達成するために高いレベルのデータ分析スキルを持つエンジニアを求めています。

データ分析と解析の高いスキルを持っていると、クライアントのビジネス課題を解決し、価値を提供する能力が高まります。これにより、エンジニアはより高単価で案件を受注することが可能となり、また満足したクライアントからのリピート発注や紹介を得るチャンスも高まります。データ分析と解析のスキルは、エンジニアの専門知識と価値を明示し、それに見合った報酬を得るための重要な要素となります。

英語力

Pythonフリーランスエンジニアにとっては、英語力も貴重な武器となるでしょう。開発現場は、国籍を問わないボーダレス化が顕著に進みつつあります。とりわけPythonを活用するような最先端技術の開発においては、今後ますますその傾向が強くなるものと予想されます。

その中で、十分な英語力があれば参加できるプロジェクトは確実に増えるでしょう。海外のクライアントからも積極的に案件が獲得できるようになるはずです。語学力は一朝一夕で身につくものではないため、隙間時間を見つけながらコツコツと勉強を続けておくことをおすすめします。

Python関連の資格取得

Python関連の資格を取得しておくことも非常に有効です。具体的には、「Python3エンジニア認定基礎試験」と「Python3エンジニア認定データ分析試験」がおすすめです。

前者は、文法や基礎概念、それらを踏まえた応用問題など全40問が出題されます。試験時間は60分、すべて選択式で合格率は70%前後と決して難しくありません。

後者は、Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法などが問われます。全40問の選択式、試験時間は60分です。こちらも合格率は80%近くになるので、ひと通り勉強しておけば決して難しくはないでしょう。

Pythonフリーランスのおすすめ案件獲得方法

Pythonフリーランスの案件獲得方法

最後にPythonフリーランスエンジニアの案件獲得方法について紹介します。

求人エージェントを使おう

Pythonフリーランスエンジニアがもっとも案件を獲得しやすいのは、フリーランス専門のエージェントです。メリットとしては以下のようなものが挙げられます。

  • 圧倒的に豊富な案件が揃っている
  • 得意なジャンルの案件を重点的に紹介してくれる
  • 健康診断や経理・保険といった不安定になりがちなフリーランスの生活を多方面から支援する仕組みを提供しているものもある

Python以外の言語を使った開発案件も多数あるため、他言語のスキルがある場合は広い選択肢の中から仕事が選べるでしょう。

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クラウドソーシングを使おう

「クラウドワークス」や「ランサーズ」「ココナラ」など、スマホ一つで手軽に登録でき、そのまま案件を獲得可能なクラウドソーシングもおすすめです。エージェントと比較すると案件のクオリティや報酬、補償などがやや見劣りする面は否めません。

ただフリーランスになる前に、練習として副業的に行う案件にはうってつけでしょう。独立してやっていけるか自信がない方は、慣れる意味でも一度試してみてはいかがでしょうか。

HPやSNSを使おう

自身のホームページやSNSを使って案件を獲得する方法もあります。プロフィールやポートフォリオを丁寧に作り込んで公開しておくと、クライアントからDMが送られてくることも考えられるのです。地味に思えるかもしれませんが、軌道に乗ると情報が拡散されて一気に受注先が広がる可能性があるでしょう。

フリーランスPythonエンジニアでよくある質問まとめ

Pythonエンジニアはフリーランスになれる?

Pythonエンジニアがフリーランスとして活躍することは十分に可能です。AIや機械学習を使ったプロダクトの開発や、高度なデータ分析、ブロックチェーンやゲームアプリ開発など、Pythonエンジニアのニーズは非常に高まっているため、次々と仕事が舞い込むと期待してよいでしょう。

Pythonフリーランスの報酬相場は?

弊社でのPythonフリーランスエンジニア案件は、平均すると月額報酬約70万円です。年収に換算すると、約855万円と、Pythonエンジニア全体の平均である約630万円を大きく上回ります。したがって現在会社員として働いている場合は、フリーランスに転向することによって収入が大幅にアップする可能性が高いと考えてよいでしょう。

まとめ

Pythonエンジニアの方には、フリーランスとして仕事をするのもおすすめです。案件が非常に豊富なだけでなく、報酬も高額なものが少なくないため、大いにやりがいが広がるでしょう。

AIや機械学習、データ分析やブロックチェーンなど最先端テクノロジーの開発に必要なため、今後も市場におけるニーズはさらに高まるに違いありません。すでにPythonエンジニアとして働いているとか、かつて仕事をしていた経験があるという方も、そんな魅力に満ちたPythonフリーランスエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。

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