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未経験でデータサイエンティストになれる人は?おすすめの資格・求人の探し方を徹底解説!

未経験でデータサイエンティストになれる人は?おすすめの資格・求人の探し方を徹底解説!

近年、ビッグデータの有効活用が企業の将来を大きく左右することからデータサイエンティストが大変注目されています。

こちらの記事でデータサイエンティストの仕事内容、年収相場について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

優秀なデータサイエンティストは、多くの企業から引く手あまたで高収入も期待できるため、これから目指していきたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。ただ新しい職種ですし、未経験からでも転職できるか不安という方も多いかもしれません。

今回は、そんなデータサイエンティストに未経験からでもなることができるのか解説します。おすすめの資格や求人の見つけ方についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

Tech Forwardに登録されているAI・Web3分野の最新求人一覧を以下からご覧ください。

目次

未経験からでもデータサイエンティストになれる?

未経験からでもデータサイエンティストになれる?

結論からいうと、未経験からでもデータサイエンティストになることは十分に可能です。というより、多くのデータサイエンティストは未経験からスタートしているといっても過言ではありません。

データサイエンティストは、特定の資格ではなく、あくまで職種の一つです。したがって、決められた試験にパスすればなれるわけではありません。それよりデータサイエンスについての知見やスキルが強く問われるといってよいでしょう。

現在の仕事や大学などでデータサイエンスに関連する業務を経験していたり、データのビジネス利用について学んだりしていれば、企業に就職してデータサイエンティストとしてスキルを磨いたり、本格的にデータサイエンティストを目指したりすることが可能です。

他にもプログラマーをはじめとするITエンジニアとしての経験を活かしてデータサイエンティストにステップアップしている人も多数存在します。よって、「データサイエンティスト」としての肩書を職務履歴書に書けないからといって転職できないわけではまったくありません。

こちらの記事でデータサイエンティストを含む未経験で目指せるおすすめエンジニア種類について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

未経験でもデータサイエンティスト募集が多い3つの理由

未経験でもデータサイエンティストの募集が多い理由について解説しましょう。具体的には以下の3点になります。

  • 絶対数が足りないから
  • ポテンシャル採用が多いから
  • 学歴が問われないことも多いから

絶対数が足りないから

データサイエンティストの求人が未経験者にも広く開かれている主な理由は、データサイエンス分野の専門家の絶対数が不足しているためです。

データサイエンティストが誕生したのは、2008年頃のアメリカと言われています。2010年代になりAIやIoTといったデータ主動のテクノロジーが急速に進化すると、その流れにのって国内でも徐々にその存在が普及し始めます。しかし、データサイエンティストの絶対数は著しく不足しています。

データサイエンティスト不足の背景には、データサイエンスの複雑さと多様性があり、高度な専門知識とスキルが求められることが原因です。そのため、企業はデータサイエンス人材を確保するために、未経験者でも育成可能なポテンシャルを持つ人材を積極的に採用しています。

職業情報提供サイトjobtagの調査によると、ハローワークにおける令和4年度のデータサイエンティストの有効求人倍率は「2.77」と非常に高い数値になっています。つまり、求職者1名に対して求人数が2.77件あることを意味しています。厚生労働省の調査によると同年の全職種の有効求人倍率は「1.31」のため、データサイエンティストの需要の高さが際立ちます。

同じ理由でフリーランスのデータサイエンティストを採用する動きも広がっています。こちらの記事でデータサイエンティストでフリーランスが人気の理由、仕事を取るコツについて詳しく解説していますので併せてご覧ください。

ポテンシャル採用が多いから

データサイエンティストは圧倒的に不足しているため、多くの企業でポテンシャル採用が積極的に行われています。即戦力となるデータサイエンティストを採用するのは容易ではないので、潜在的な才能を持つ人材を確保した上で、企業内でデータサイエンティストに育て上げるのです。

このため、データ分析やプログラミングの経験者、関連資格の保持者などは、特にポテンシャル採用の候補となりやすいです。

こちらの記事でデータサイエンティストの転職需要が大きい企業や業界について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

学歴が問われないことも多いから

データサイエンティストの採用において、学歴は必ずしも最優先事項ではありません。理系出身者が有利であることは事実ですが、実際のところは表面的な学歴よりデータサイエンスに関する知見やスキルがどのくらいあるかという方が強く問われます。

現に、高校卒業や文系大学出身者でもデータサイエンティストとして活躍する人は存在します。このように広く門戸が開かれている点も、未経験からの転職が可能な理由の一つといえるのです。データサイエンスの分野は、学歴よりも技術的な能力や学びへの意欲を評価する傾向があり、これが未経験者にも転職の機会を提供しています。

【注意】データサイエンティスト未経験にも種類がある

未経験からでもデータサイエンティストになることはできますが、「未経験」にもさまざまなレベルがあります。”未経験”という範疇内でも、具体的なスキルセットや経験の差異が大きく、転職の成功に大きく影響します。

そこで、データサイエンティストになれる可能性がある未経験とそうでないケースについて解説します。

ITエンジニア経験は大きなアドバンテージ

ITの世界でエンジニアとして仕事をしてきた経験があるとデータサイエンティストとして転職できる可能性があります。環境構築やセキュリティといったITエンジニアに広く求められるスキルが、データサイエンティストにも求められるからです。

特に、プログラミング言語の知識(PythonやRなど)、データベース管理、アルゴリズムの理解は、データサイエンティストの職務に直結するスキルです。データサイエンティストにとって最も重要な言語の一つはPythonであり、これは多くのITエンジニアにとって既に馴染み深いツールです。

さらに、実務経験3年以上のITエンジニアは、システム開発やトラブルシューティングにおける複雑な問題解決能力を身につけているとみなされることが多く、これはデータドリブンな意思決定に必要な論理的思考能力と直結します。

データ分析経験は自然に移行可能

以下の職種でデータ分析の経験がある場合も、データサイエンティストに転職できる可能性が高いです。

  • マーケティング
  • 研究職における分析経験
  • データアナリスト

たとえば、マーケティング分析では顧客データを用いて市場動向を予測するスキルが重視され、このスキルはデータサイエンティストにとっても非常に重要です。同様に、研究職では実験データを分析し、新たな知見を導き出す能力が求められ、データサイエンティストが扱う複雑なデータセットと類似しています。

データアナリストとしての経験は、データの前処理、探索的データ分析(EDA)、および可視化といった、データサイエンスの基本技術を習得するのに役立ちます。

さまざまなデータから課題や矛盾点を抽出したり、仮説を設定のうえ、そのソリューションについて模索したりといったデータ分析の考え方やスキルが身についていると将来性を見込んで採用されることが少なくありません。

R言語やPython実務経験があれば可能性あり

データサイエンティストとしての転職において、R言語やPythonなどのプログラミング言語の知識と実務経験は重要な要素です。統計解析が可能なR言語、データ分析に適したPythonといったプログラム言語の知識と実務経験があれば、データサイエンティストとして採用される可能性が高まります。

課題設定→データ収集→データの前処理→データの分析・可視化といったデータサイエンスの一連業務がこなせるベースがあると、そこから即戦力としてスキルアップしやすくなるからです。

資格所持者は有利

データサイエンス領域では専門的な知識や技能を証明する資格が数多く存在します。それらを所持していることによりスキルやポテンシャルを客観的に証明しやすくなるため、データサイエンティストとして転職できる可能性が高まるでしょう。

これらの資格を保有していると、採用担当者は候補者の専門性をより明確に評価でき、転職の可能性がさらに高まります。詳しくは「未経験からデータサイエンティストを目指す上でおすすめの資格」で説明します。

理系大卒は可能性あり

とくに情報工学系の大学や大学院といった理系出身者は、データサイエンティストとしての転職において大きな優位性を持っています。プログラミングや環境構築、セキュリティなどの知識が豊富にあると評価されるため、データサイエンティストとして転職できる可能性が高いでしょう。

実際、多くのデータサイエンティストはコンピュータサイエンスや関連分野の学位を有しています。この背景から、企業はこれらの分野の卒業生をデータサイエンスの分野で高く評価し、より有望な候補者として見なす傾向にあります。

上記にあてはまらない全くの未経験者は難しい

上記5つのパターンにあてはまらない場合、データサイエンティストになるのは難しいといえます。

データサイエンティストの職は将来性を見込んだポテンシャル採用も行われますが、IT分野や関連する学習経験が全くない場合、そのハードルは格段に高くなります。データサイエンティストは技術的な知識や専門的なスキルを必要とし、これらを持たない候補者は競争の激しい市場で不利になることが一般的です。

データサイエンスの基礎知識や技能の習得は、この分野でのキャリアを目指すにあたって不可欠な要素となります。

未経験からデータサイエンティストを目指す上でおすすめの資格

未経験からデータサイエンティストを目指す上でおすすめの資格

未経験からデータサイエンティストになるためにおすすめの資格について解説しましょう。

こちらの記事で以下で挙げる以外にも多くあるデータサイエンティスト関連資格、及び取得方法について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

データサイエンティスト検定

データサイエンティスト検定(DS検定)は、データサイエンティスト協会が実施するデータサイエンティストへの登竜門的な試験です。

データサイエンティスト協会では、データサイエンティストに求められるスキルを具体化したスキルチェックリストを公開しています。全部で4つの段階に分類されるのですが、そのうちのもっとも易しい見習いレベルにあたる「アシスタント データサイエンティスト」としての知識が問われます。

データサイエンス力、データエンジニア力、ビジネス力をバランスよく学ぶことができるので、ビギナーにはうってつけでしょう。

統計検定

統計検定は、統計に関する知識や活用力を問う、データサイエンティストの導入としておすすめの試験です。1級、準1級、2級、3級、4級と5段階に分かれているため、自身のレベルに合わせて受験しやすいでしょう。

基本的な統計リテラシーから、大学基礎課程(1.2年レベル)、さらに大学専門課程(3.4年レベル)まで、最終的にはデータ収集法の計画、立案、統計の解析と正しい解釈といった専門的な領域までを網羅します。

OSS-DB技術者認定試験

OSS-DB技術者認定試験は、「オープンソースデータベース(OSS-DB)」に関する技術力や知識を問う試験です。

「Silver」と「Gold」があり、前者はデータベースシステムの設計、開発、導入ができる技術者のレベル、後者は大規模データベースシステムの設計、開発、導入コンサルティングまでができるレベルになります。

オラクルマスター

ORACLE MASTER(オラクルマスター)は、日本オラクルが実施する「Oracle Database」に関する技術を認定する試験です。海外での活躍を視野に入れる方にはとくにおすすめの資格です。

RDBやSQLといったデーベース全般の知識から、世界でも高いシェアを誇るオラクル製品に関する技術的知見が習得できます。ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの4段階に分かれており、シルバー以上は世界基準の資格となるので海外での活躍を視野に入れる方にはとくにおすすめです。

データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験は、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が実施する難関の国家資格です。データベースに関する高い専門性を有し、正確な概念データモデルの作成、高品質なデータベースの企画、要件定義、開発、運用、保守ができるレベルの知識が必要とされます。

合格率が17%と、難関資格の部類に入るので相当の準備が必要ですが、取得できれば、データサイエンティストに大きく近づけるでしょう。

G検定・E資格

G検定E資格とも日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催するディープラーニング関連資格です。G検定は、ディープラーニングを活用するジェネラリスト向けで、E資格は、ディープラーニングを実装するエンジニア向け資格になります。

G検定はだれでも受験できますが、E資格は、過去2年以内に「JDLA認定プログラム」を受講終了している必要があります。

今後、データサイエンティストには今まで以上にAI、ディープラーニングに精通したデジタルリテラシーが強く求められると考えられるため、まずはG検定から始めてE資格へと進むのがよいでしょう。

ビジネス統計スペシャリスト

ビジネス統計スペシャリストはデータ分析力の習得に重きをおいた試験です。「エクセル分析ベーシック(基礎レベル)」と「エクセル分析スペシャリスト(上級レベル)」の2種類があります。

さまざまな視点によるデータ分析力や統計データの集計、加工、さらにマーケティングを意識した実践的なデータ活用力などを身につけるのに適しています。

エクセルは多くの企業で活用されているため、実務にもとづく即戦略を得たい方には非常におすすめです。

データサイエンティスト未経験向けの求人の探し方

データサイエンティスト未経験向けの求人の探し方

未経験からデータサイエンティストを目指す場合は、転職エージェントの利用を強くおすすめします。転職エージェントなら、以下のようなメリットが期待できます。

  • ほとんどのエージェントが無料で利用できる
  • 数多くの募集案件から最適な転職先を紹介してくれる
  • 面接をパスするためのコツ(履歴書・職務経歴書の書き方含む)を指南してくれる
  • 転職についての不安などを相談できる
  • 条件交渉を代行してくれる
  • 副業案件を持っているエージェントも多い

自分一人で動くのに比べて効率的かつ確実な転職活動ができますし、何よりさまざまなアドバイスがもらえることは大きな安心材料にもなるでしょう。ぜひ積極的に活用してみてください。

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メタバースエンジニアでよくある質問まとめ

未経験でもデータサイエンティストになれる?

未経験からでもデータサイエンティストになることは十分に可能です。現在の仕事や大学などでデータサイエンスに関連する業務を経験していたり、データのビジネス利用について学んだりしていればデータサイエンティストを目指したりすることが可能です。他にもプログラマーをはじめとするITエンジニアとしての経験を活かしてデータサイエンティストにステップアップしている人も多数存在します。

未経験からデータサイエンティストを目指す上でおすすめの資格は?
  • データサイエンティスト検定:データサイエンティスト検定(DS検定)は、データサイエンティスト協会が実施するデータサイエンティストへの登竜門的な試験です。
  • 統計検定:統計検定は、統計に関する知識や活用力を問う、データサイエンティストの導入としておすすめの試験です。
  • OSS-DB技術者認定試験:OSS-DB技術者認定試験は、「オープンソースデータベース(OSS-DB)」に関する技術力や知識を問う試験です。
  • オラクルマスター:ORACLE MASTER(オラクルマスター)は、日本オラクルが実施する「Oracle Database」に関する技術を認定する試験です。
  • データベーススペシャリスト試験:データベーススペシャリスト試験は、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が実施する難関の国家資格です。
  • G検定・E資格:G検定・E資格とも日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催するディープラーニング関連資格です。

まとめ

データサイエンティストは、まだ新しい職種ですが、将来性は非常に高いため転職におすすめです。ITエンジニアとしての経験やプログラム言語、データ分析の知識があれば未経験からでも十分に可能でしょう。また長期的に考え、今から関連資格を取得して先に備える方法もあります。

データサイエンティストは絶対数が不足しており、ポテンシャル採用を行なっている企業も少なくないため多くの方にチャンスがあります。ぜひ今からでも本格的に検討してみてはいかがでしょうか。

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