働き方改革やコロナ禍におけるリモートワークの急激な普及などにともなって、ITエンジニア向けの副業案件が増加しています。エンジニアとしてのスキルや知識があれば、週末や仕事が終わった後のスキマ時間を使って稼げる仕事が意外と多いのでおすすめです。
こちらの記事でITエンジニアの種類、仕事内容、収入相場について詳しく解説していますので併せてご覧ください。
ただ、実際に取りかかるとなると「仕事の探し方や報酬などがよく分からない」、「どんな副業が自分に合っているか分からない」と億劫になったり心配になったりする方も多いかもしれません。そこでこの記事では、土日・週1から始められるエンジニア副業の種類や探し方、注意点について詳しく解説します。
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エンジニア副業4つの探し方
エンジニア副業を探し方は、以下の方法がおすすめです。
- ITエンジニア向けエージェント
- エンジニア副業案件マッチング
- クラウドソーシング
- ビジネスSNS
それぞれの詳細を解説します。
ITエンジニア向けエージェント
ITエンジニア向けのエージェントは、エンジニア副業の案件が非常に豊富なためおすすめです。フリーランスでなくても、週1日からや土日だけといった案件も多いため、スキマ時間を使った副業として受注することも十分に可能です。
「Tech Forward」「レバテック」や「ITプロパートナーズ」といった基盤のしっかりしたエージェントなら、信頼のおけるクライアントから高単価の案件を受注することもできるので安心です。
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エンジニア副業案件マッチング
エンジニア向け副業を専門に紹介する副業マッチングでもエンジニア向け案件が受注できます。「Tech Biz フリーランス」や「Offers」などエンジニアに特化したサービスを使うと、自分のスキルや要望にマッチした案件をより効率的に探すことができるでしょう。
クラウドソーシング
「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったクラウドソーシングでもエンジニア向けの副業案件が多数募集されています。アカウント登録を済ませば、その日からでも仕事を開始できるので非常に手軽です。
報酬をクラウドソーシングサービスが預かったことを確認してから仕事をスタートするエスクローのため、納品したのに報酬がもらえないという心配はありません。フリーランスエージェントと比べると単価が低い場合もありますが、初心者には始めやすいでしょう。
ビジネスSNS
「Wantedly」に代表されるビジネスSNSを活用する方法もあります。ビジネスSNSの場合、登録企業の目指すものや活動方針、働くスタッフの様子などがわかりやすく紹介されているため、親近感をもって仕事をすることができるでしょう。案件の受注だけでなく、新たなコミュニケーションを求める人にもおすすめです。
エンジニア副業がおすすめの5つの理由
エンジニアの副業をおすすめする理由は以下です。
- 収入が増える
- 自分の市場価値を再認識できる
- スキルや実績が増やせる
- 時間を有効活用できる
- 人脈が増える
それぞれについて詳細に解説します。
収入が増える
エンジニア副業を行うと本業での給与以外の臨時収入を得ることができます。多くの副業の中でも、とりわけエンジニア向けの副業案件は単価が高いものが多く、中には本業以上に稼いでいるケースもあります。
プログラミングスキルやIT関連の専門知識は、簡単に習得できるものではありません。だれでも気軽にこなせるとは限らないため、単価が高く設定される傾向が強いです。
自分の市場価値を再認識できる
企業内であれば複数のエンジニアの中の一人ですが、副業は自分一人で担当します。そのため、自身の価値をダイレクトに感じることができ、新たなやり甲斐や責任感が得られるでしょう。
多くのITエンジニアが、自身の市場価値をきちんと認識できないために「きつい」「辞めたい」の悪いサイクルに陥ってしまいます。
こちらの記事でITエンジニアが「きつい」から抜け出す方法について詳しく解説していますので併せてご覧ください。
スキルや実績が増やせる
エンジニア向けの副業案件には様々な種類があるため、今までに手がけたことのない仕事をすることによるスキルアップが期待できます。実績が増えることによって自身の市場価値をアップさせたり、自信につなげたりすることも可能でしょう。副業で培ったスキルを本業で活かせるかもしれません。
企業内やグループ単位でエンジニアの仕事をしていると自由に案件を選ぶことは困難です。上司やクライアントから依頼される業務をこなすことが基本のため、したくない内容や似た業務の繰り返しといったことも少なくありません。その点、副業の場合は、自分で仕事が選べるので本業に比べると自由度が高い点がメリットといえるでしょう。
時間を有効活用できる
副業をすると時間を有効活用できます。特に土日や祝日、長期休暇などで無計画にダラダラと過ごしてしまい、時間を無駄にしたと後悔した経験はないでしょうか。
その点、副業を行えばスケジュールが埋まり、本業以外の時間を充実させることができるでしょう。短期で見ると違いが分からないかもしれませんが、半年から1年と長期になるとスキルや収入の差は大きいでしょう。
業界での人脈が増える
エンジニア副業はオンラインで行うことが多いため、場所や国籍を問わず人脈を広げることが可能です。本業とはまったく異なる人たちとの出会いは刺激になるでしょう。
また、多くの業界で優秀なエンジニアへの需要が非常に高まっています。良い人材とみなされると、思わぬ方面から仕事のオファーやステップアップ転職のチャンスが到来することも考えられます。限られた人間関係の中で閉塞感を感じている方には、打開策としてエンジニア副業がうってつけでしょう。
土日・週1副業エンジニアにおすすめの案件種類は?
土日・週1副業エンジニアにおすすめの案件を紹介します。スキルや経験、性格によって向き不向きがあるので、記事内容を参考にして自分ができそうな案件をよく吟味してください。
システムやアプリの開発
プログラミングスキルに自信がある方は、システムやアプリの開発がおすすめです。
開発案件は、高度なスキルと専門知識が求められます。そのため、報酬も一般的には高く、特にフリーランス市場では1件当たり数十万円〜100万円近くの案件も少なくありません。
弊社案件でも、月50万円以上の月額報酬のWebアプリ開発案件も多く存在します。開発業務は高度なスキルが報酬として反映され、高単価で安定した副業となる可能性が高いです。
高単価なものは責任も重くなりますが、プロダクトが上手く納品できると達成感があります。
システムやアプリのテスト
プログラミングの基礎スキルを持ち、細かい作業が得意な方には、システムやアプリのテストが適しています。
テスト案件は、システムやアプリが公開される前に必ず実施される工程で、バグや不具合を事前に発見して修正する役割があります。主流のテストフレームワーク(JUnit、TestNGなど)を使用して、手順に従ってテストケースを実行し、バグを報告する形が一般的です。
テスト業務は、細かい作業が多いですが、それによって得られる達成感や、プロダクトの品質向上に直接貢献できる点が魅力です。
「テストは簡単で低報酬」といった誤解がありますが、実際には高度なスキルを要し、高単価の報酬が支払われることも多いです。特に自動テストのスクリプトを書く能力があれば、更に高単価の案件に挑戦することも可能です。
Web開発・Webサイト制作
HTMLやCSS、JavaScriptなどフロントエンドのスキルがあれば、Webサイトの制作案件を受注することができます。CMSの導入やカスタマイズ、プラグインの開発など、おもにWordPressを使うものが多数募集されるので、保守・運用も含めて手がけてみるのもよいでしょう。
スキルや仕事内容にもよりますが、高いものなら1件で20〜30万円稼ぐことも可能なため、かなりの収入アップが期待できます。
IT関連記事のライティング
IT関連知識を活用した記事のライティングを副業で行うこともできます。以下のように内容は多岐にわたります。
- アプリやソフトの紹介
- プログラミングや通信技術・その他IT関連トピックスに関する解説
- ハードやソフトに関するテクニカルな指南・紹介記事
一本あたりで単価が決まっていたり、文字数やテーマ、スキルによって文字単価が設定されていたりするケースがあります。ある程度のITスキルと知識、文章力があれば月に3〜5万円程稼ぐことは十分に可能でしょう。
プログラミングスクールの講師
プログラミングの経験が豊富な方なら、プログラミングスクールの講師もおすすめです。オンライン講習が主で、プログラミングを一から学びたいとか、実践的なスキルを習得したいという人が非常に増えています。
教えることが好きな方や、コミュニケーションが得意な方におすすめです。週に1時間〜数時間でも可能な案件があるので始めやすく、無理をせず月に10万円近く稼ぐことも可能です。
プログミングのスキルに自信ある方は、講師以外でもプログラミングのスキルを活かした副業も可能です。
こちらの記事でプログラミングのおすすめ副業、注意点について詳しく解説していますので併せてご覧ください。
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エンジニア副業4つの注意点
エンジニア副業をするにあたって注意すべきことは、以下の4点です。
- 自分のスキルに合っているか
- 副業が禁止されていないか
- 本業に支障がないか
- 確定申告が必要な場合がある
各項目について具体的に解説します。
自分のスキルに合っているか
最初から難易度の高過ぎる案件を受注するのはおすすめしません。自分の知識とスキルで十分に対応可能なものからスタートするようにしましょう。無理なく、楽しみながらできるくらいの方が、副業が長続きするでしょう。
実力以上の案件を受けてしまうと、納期に間に合わなかったり、業務が遂行できず途中解約したりしてしまうかもしれません。
そうなった場合、クライアントに迷惑をかける恐れがあるのでくれぐれも注意してください。また、案件を募集する多くのオンラインプラットフォームでは、案件を完了した度合いや納期を守った度合いで評価されランキングされます。一度ついた悪い評価や評判を覆すのはたいへん(ほぼ不可能)です。まずは、確実に完遂できるレベルと量の案件をこなしましょう。
副業が禁止されていないか
職場によっては副業を禁止している場合があります。就業規則などで副業をしても問題ないかを事前に確認しておくようにしましょう。
許可されている場合でも、業務データや顧客・技術情報といった機密情報の漏洩については厳重に注意しなければなりません。規定を破ると最悪の場合、懲戒処分の対象となる可能性もあるため注意が必要です。
案件側でも、副業エンジニアは募集対象ではない案件もありますので注意しましょう。
本業に支障がないか
副業に熱心になるあまり、本業が疎かになると本末転倒です。副業の方が本業よりも縛りがなく自由なため、つい楽しくなるかもしれません。しかし、それを理由に本業で手を抜くと副業の意味がなくなるので気をつけてください。
確定申告が必要な場合がある
副業の収入が1年間(1月1日から12月31日まで)で20万円を超えたら、税務署で確定申告をしなければなりません。怠ると脱税となり、後になって延滞税を納付しなければならなくなるため注意しましょう。
エンジニア副業でよくある質問まとめ
- エンジニア副業がおすすめの理由は?
-
エンジニアの副業をおすすめする理由は以下の4点です。
- 収入が増える
- スキルや実績が増やせる
- 時間を有効活用できる
- 人脈が増える
詳しくはこちらにジャンプ。
- 土日・週1副業エンジニアにおすすめの案件とは?
-
土日・週1副業エンジニアにおすすめの案件は以下があります。
- システムやアプリの開発
- システムやアプリのテスト
- Web開発・Webサイト制作
- IT関連記事のライティング
- プログラミングスクールの講師
詳しくはこちらにジャンプ。
まとめ
エンジニア副業は、収入の増加やスキルや実績のアップ、スキマ時間の有効活用ができるのでおすすめです。エンジニア副業を行う人は増加傾向にあるため、土日や週1日案件が多数募集されています。また、クラウドサービスや副業マッチングなど様々な方法で仕事を探すことができます。
まずは自分のスキルや環境に合い、無理なくスタートできるものを見つけましょう。慣れてくれば業務内容の幅が広がり大幅な収入アップも期待できるので、ぜひ試してみてください。
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