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なぜAIエンジニアはやめとけと言われる?将来性や未経験からAIエンジニアになる方法を解説

なぜAIエンジニアはやめとけと言われる?将来性や未経験からAIエンジニアになる方法を解説

顔認証やChatGPTなど、AIは私たちの生活に徐々に馴染んできています。数年前まで研究段階だったものが、今では一般の方でも利用できるまでに進化を遂げています。

そのAIを構築しているのがAIエンジニアです。しかし、ネット上の一部サイトを見るとAIエンジニアへの転職は様々な理由から「やめとけ」と言われているようです。

本記事では、AIエンジニアが「やめとけ」と言われる理由から、逆にAIエンジニアがおすすめの理由までご紹介します。記事後半ではAIエンジニアに向いている方の特徴を解説していますので、転職を考えている方は当てはまっているかどうかを確認してみてください。

こちらの記事でAIエンジニアの仕事内容、将来性について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

Tech Forwardに登録されているAI分野の最新求人一覧を以下からご覧ください。

目次

AIエンジニアが「やめとけ」と言われる7つの理由

AIエンジニアが「やめとけ」と言われる7つの理由

AIエンジニアがやめとけと言われる理由は以下です。

  • ブームに乗じて目指す人が多い
  • 高い技術力が求められる
  • 勉強し続けなければならない
  • 残業が多い
  • コミュニケーション能力が求められる
  • 論理的思考力が求められる
  • プログラミング未経験だと学ぶことが多すぎる

それぞれの理由を説明します。

ブームに乗じて目指す人が多い

ブームに乗じて目指す人が多い

ChatGPTや自動運転など、生活の身近なところでAI技術が普及し始めています。このAIブームに乗っかり、技術が不足しているにかかわらずAIエンジニアを目指す方も一部いるようです。

しかし、AIエンジニアはプログラミングや機械学習の実装など、専門的かつ高い技術が必要です。IT業界未経験の方であれば、はじめはかなり苦労する職業のため、やめとけと言われています。

高い技術力が求められる

AIエンジニアは先端技術を扱う職業ということもあり、高い技術力が求められます。AIやプログラミングに関する知識がないと、現場で活躍するのは非常に難しいです。

AIエンジニアになるには特別な学歴や資格は必要ありませんが、関連分野の研究実績やそれに相当するスキルが求められます。

厚生労働省の職業情報サイトjobtagでも以下のように説明されています。

新卒者を採用する場合は、大学での研究実績、国際学会での発表、また、AI(人工知能)関連の各種コンペティションでの入賞等が評価される。

引用:厚生労働省 jobtag「AIエンジニア」

そのため、結果的にAIエンジニアとして働いている方は、情報工学などの理系分野の修士や博士号を取得している方が多くを占めます。

出典:厚生労働省 job tag「AIエンジニア」

もちろん、高卒や専門学校卒でも第一線で活躍しているベテランエンジニアも大勢います。しかし、割合としては低いため、やはり一般的には狭き門と言えるでしょう。

勉強し続けなければならない

AIは現代でも技術革新が進む先端技術であるため、最新動向や研究結果などといった日々のリサーチが必須です。勉強のためには、主要企業のプレスリリースを読んだりAI・ITのコミュニティに属して情報収集することのほか、関連分野の論文を読んだり、自ら論文を執筆したりする方も多くいます。

このように、業務時間以外にも日頃からアンテナを張っていなければいけないため、情報収集や勉強が苦手な方は続かないと言われることもあります。

残業が多い

残業が多い
出典:情報労連「ITエンジニアの労働実態調査」からみるITエンジニアの労働と課題

AIエンジニアをはじめとしたIT業務従事者は、残業が多い印象を持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、情報産業労働組合連合会の調査(上記画像)によると、AIエンジニアが属するITエンジニアの年間総労働時間は、一般的な仕事よりも少ないことが分かっています。

しかし、ITエンジニアの中でも先端技術を扱うAIエンジニアは、労働時間外でも情報収集や勉強が求められます。また、企業や時期によって労働時間が異なる場合が多いため、一概に残業や労働時間が短いとは言えません。

労働時間以外は完全に休みたいと考えている方には合わない職業のため、志向によっては「やめとけ」と言われることもあります。

コミュニケーション能力が求められる

AIエンジニアは、基本的に個人で黙々と仕事をすることが多いですが、コミュニケーション能力が求められるシーンも多くあります。AI開発は工数が多く、一人で発案から開発までを行うのは現実的に無理があります。そのため、チームを組み、それぞれが役割を持って仕事をすることとなります。

チームを組んで開発を進めるには、進捗報告や日々の報連相が必須です。AI開発は発展途上の分野ということもあり、一般的なプロジェクトよりも分かりやすく詳細な報告が求められます。これらの理由から、AIエンジニアにも基本的なコミュニケーション能力が必要と言えます。

論理的思考力が求められる

論理的思考力が求められる
出典:総務省「AI利活用ガイドライン」

ITエンジニアに共通して求められる能力ですが、AIエンジニアは特に論理的思考力が必要です。AI開発では、目的の働きをするようにデータを集めてシステムを構築し、都度目的に沿ったシステムとなっているか確認する必要があります。

その際、論理的にシステムを構築していればミスが出ても比較的早く原因を推測できますが、なんとなくシステムを構築したりデータを集めたりしていると、最適な改善策を導き出すことが困難です。

また、システム構築の際には、複雑な処理をしなくて済むよう、できるだけシンプルにわかりやすくプログラミングする必要があります。このように、AIエンジニアには高い論理的思考力が求められるため、人によっては「やめとけ」と言われることがあります。

プログラミング未経験だと学ぶことが多すぎる

プログラミング未経験だと学ぶことが多すぎる

AIエンジニアは、通常のエンジニアと同様にプログラミングしてシステムを構築するため、プログラミング技術は必須です。加えて、AIに関する高度な知識が必要になります。

プログラミングが思い通りに組めない方は、勉強が多く必要になり、かなり苦労します。プログラミング未経験の方であれば、苦労することが多いため、やめておいた方がいいかもしれません。

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「やめとけ」と言われるAIエンジニアが実はおすすめの4つの理由

「やめとけ」と言われるAIエンジニアが実はおすすめの4つの理由

AIエンジニアは、やめとけと言われることもありますが、待遇や将来性においては魅力的な職業です。ここからは、AIエンジニアがおすすめの理由を解説します。

  • AIに奪われにくい仕事である
  • 給与が高い
  • 技術があれば自由な働き方ができる
  • AIエンジニアの需要は拡大している

それぞれの理由を説明します。

AIに奪われにくい仕事である

AIエンジニアは、単純作業を繰り返す職業ではないため、AIに奪われにくい職業と言えます。また、仕事を奪うAIを作る立場でもあるため、今後はさらに開発需要があると言えます。

仮にプログラミング部分がAIに任せられるようになっても、目的のシステムに近づいているかの確認や、AIの判断材料であるデータの選択などは人が行わなければいけない業務です。そのため、AIに仕事を完全に奪われる可能性は低いと言えます。

給与が高い

AIエンジニアの年収は厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、令和3年全国平均年収で558.8万円です。ただし、これはAIエンジニアの実際の求人案件ではスタートラインです。

国税庁が公表している「令和3年民間給与実態調査」によると、日本の平均年収は約443万円となっていることから、AIエンジニアは全体の平均年収より100万円近く高い年収です。

当然ながら、能力が高ければさらに給与は上がる傾向にあるため、技術力がある方は高い給与を目指すことができるでしょう。

こちらの記事でAIエンジニアが年収を上げる方法について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

技術があれば自由な働き方ができる

厚生労働省の調査では、AIエンジニアの24.3%が、実際に働いている人が多いと感じる就業形態を「自営・フリーランス」と回答しています。

会議や進捗報告等はWeb会議システムを利用すれば行えます。加えて、AIエンジニアは基本的に個人作業が多いため、フリーランスや副業など自由な形態で働いている方も多いようです。

AIエンジニアの需要は拡大している

急激な技術革新により、AIエンジニアが属するIT業界の需要は拡大しており、現状でも約17万人不足している人材が、2030には約79万人不足すると予測されています。アメリカでは、2026年までにAI予算を320億ドル(約4.3兆円)まで強化することを目標としているなど、世界中でAIの活用が重要視されています。

ChatGPTなどのAI文章生成ツールや、AIカメラによる駐車場監視システムなど、日常の中にも徐々に入っているAIは、今後も需要が拡大すると見込まれています。

AIエンジニアに向いている方4つの特徴

AIエンジニアに向いている方4つの特徴

AIエンジニアに向いている方の特徴は、主に以下です。

  • 学ぶことが好き
  • データに強い
  • デスクワークが苦でない
  • 報連相ができる

それぞれの理由を解説します。

学ぶことが好き

AIエンジニアが属するIT業界は発展途上分野であり、成長が非常に速いです。そのため、労働時間を問わず学ぶ姿勢がなくては、最先端の技術に追いつくことはできません

実際に、AIエンジニアは日々のAI情勢をチェックするだけでなく、AI関連分野の論文を読んだり、自ら論文を書いたりしている方が多いです。学ぶことが好きであるならば、日々の情報収集が比較的楽に行えるため、AIエンジニアとして働いても最新の技術にも着いていける可能性が高いと言えるでしょう。

データに強い

AIエンジニアは、プログラミングやシステム構築、機械学習に用いるデータの選定など、多くのデータを扱う職業です。また、仕事をする上では、統計学や線形代数などといった、大学で学ぶ数学の知識も必要になります。

学生時代に数学が得意だった方や、データを扱うのが得意な方は、AIエンジニアになっても仕事により早く慣れることができるでしょう。

デスクワークが苦でない

機械学習に用いるデータの収集など、外での仕事もありますが、AIエンジニアは基本的にモニターを見ながらのデスクワークが多いです。そのため、ずっと座っているのが苦痛という方や、常に人と関わる仕事をしたいという方にはあまり向いていません。

ただし、デスクワークや黙々と作業することが好きな方であれば、AIエンジニアは向いている職業と言えます。集中力も必要になりますが、デスクワークに慣れている方は、スムーズに仕事を始めることができるでしょう。

報連相ができる

AIエンジニアは黙々と作業している印象を持っている方も多いと思いますが、基本的にチームを組んで1つのシステムを開発するため、わかりやすい報告やマメな連絡が重要になります。リモートでもできる仕事ですが、基本的なコミュニケーションを丁寧に行えることは、非常に大切な能力の一つです。

AIエンジニアでよくある質問まとめ

AIエンジニアが「やめとけ」と言われる理由は?

AIエンジニアがやめとけと言われる理由は以下の7つあります。

  • ブームに乗じて目指す人が多い
  • 高い技術力が求められる
  • 勉強し続けなければならない
  • 残業が多い
  • コミュニケーション能力が求められる
  • 論理的思考力が求められる
  • プログラミング未経験だと学ぶことが多すぎる

詳しくはこちらにジャンプ。

AIエンジニアがおすすめの理由は?

AIエンジニアは、待遇や将来性において魅力的な職業です。おすすめの理由は以下の点が挙げられます。

  • AIに奪われにくい仕事である
  • 給与が高い
  • 技術さえあれば自由な働き方ができる
  • AIエンジニアの需要は拡大している

詳しくはこちらにジャンプ。

まとめ|AIエンジニアはこれから需要が増える仕事

本記事では、AIエンジニアが「やめとけ」と言われる理由や、AIエンジニアの魅力を解説してきました。AIエンジニアは高い能力が求められる職業ですが、世界の最先端技術に関われる技術であり、高い能力相当の待遇を受けられる魅力のある職業です。

IT業界の中でもスペシャリストが少なく、今後も人材不足が予測されている分野のため、早い段階から就業することで、今よりも裁量を与えられたり、収入が高くなる可能性が十分にあります。IT業界で転職を考えている方で「AIエンジニアに向いている方の特徴」に1つでも当てはまる方は、AIエンジニアへの転職も視野に入れてみてください。

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