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ゲームプログラマーにおすすめの資格9選!資格はないとダメ?学歴は必要?よくある疑問も徹底解説!

ゲームプログラマーになるために、とくに資格は必要ありません。しかし実際に業務を進めたり、転職したりするうえでは、資格をもっている方が有利になるケースが多いです。

ただし、ただ闇雲に勉強すればよいというわけではなく、実用性と客観的評価が高まる資格を優先して取得するのがよいでしょう。

そこで本記事では、ゲームプログラマーにおすすめの資格を紹介します。これからゲームプログラマーを目指したいという方や、さらにスキルアップしたいゲームプログラマーの皆さんは、ぜひ参考にしてください。

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目次

ゲームプログラマーに資格は必要?

ゲームプログラマーに資格は必要?

ゲームプログラマーとして活躍したいなら、資格を取得しておく方がよいでしょう。資格があると、プロジェクトにアサインされやすくなりますし、転職の際にも自身のスキルを客観的に証明できるからです。

ゲームプログラマーは、与えられた設計書にしたがってプログラミングを行うのが主な役割です。しかしより有利な環境で活躍しようと思えば、ゲームの企画段階から参加できる能力をもっている必要があります。

資格があると、企画段階や要件定義において実用的な提案ができたり、クライアントのニーズに合わせた柔軟な対応が可能になったりするでしょう。知識が限定されたり、スキルに偏りがあったりすると、請け負える仕事に広がりが出ません。そうなると活躍の場が狭まり将来性が期待できなくなる恐れがあります。

学歴は必要?

ゲームプログラマーに学歴は必要ありません。中学卒や高校卒でもゲームプログラマーになっている人は存在します。ただし、新卒の場合は、専門学校か大学、大学院卒を優先的に採用するケースがほとんどのため、ある程度の学歴がある方が選択の幅が広がるでしょう。また、大学や大学院卒の場合は、他と比べて初任給が高く、優遇されることも多いです。

実際の現場では実力がものをいう世界のため、いちいち学歴が問われることはほぼありません。しかし、学歴がある方がスタートラインで優位に立ちやすくなるでしょう。

ゲームプログラマーにおすすめの資格9選

ゲームプログラマーにおすすめの資格

それでは早速、ゲームプログラマーにおすすめの資格を紹介しましょう。一部、資格というより身につけておくと得するスキルも挙げています。ぜひ今後の参考にしてください。

  • Unity認定試験
  • CGエンジニア検定
  • 基本情報技術者試験
  • 情報処理技術者試験
  • Java™プログラミング能力認定試験
  • C言語プログラミング能力検定試験
  • Oracle認定Java試験
  • Unreal Engineの開発スキル
  • TOEIC

Unity認定試験

Unity認定試験は、ゲームエンジンとして多くの開発者に利用されているUnityを提供するUnityTechnologiesが主催する、Unityに関する知識と技量を問う民間試験です。Unityは、iOS・Android・Mac・Windowsなどマルチプラットフォームに対応しているため、取得しておくと活躍できる範囲も広がるでしょう。

4つのエントリーレベルに分かれており、難易度の低い順から「ユーザー」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「エキスパート」となっています。

オンライン受験で、合格ラインは500スコア、合格率75%前後、有効期間は3年、受験料は34,055円で価格変動もたびたびあるのでよく確認してください。

こちらの記事でUnityとは?なぜ注目言語なのか?詳しく解説していますので併せてご覧ください。

CGエンジニア検定

CGエンジニア検定は画像情報教育振興協会主催の民間資格で、CGエンジニアに必要なアニメーション、映像、ゲーム、VR、ARアプリなどの、ソフトウェアの開発やカスタマイズ、システム開発を行うための知識を問われます。

試験は、「ベーシック」と「エキスパート」の2種類があります。

ベーシックCGに関する基礎を問うもので、デジタルカメラモデル、レンダリング、アニメーション、システムと規格などが出題範囲となっています。受験料は5,600円。合格率は60%前後。
エキスパートベーシックと同じ項目に加えて、座標変換とパイプライン、画像処理、CGシステム、知的財産権などが出題範囲となり、ベーシックより難易度がアップします。受験料は6,700円。合格率は33%前後。

いずれも会場受験で、両方を同時に受験することもできます。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、情報処理推進機構(IPA)主催のITエンジニアにとって登竜門となる国家資格です。IT系国家資格の中では「レベル2(2番目に難易度が低い)」に位置し、比較的取得しやすいでしょう。

対象者は「ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」とされています。

科目A試験(午前)と科目B試験(午後)に分かれており、科目A試験では、以下の3分野が問われます。

  • テクノロジ系
  • マネジメント系
  • ストラテジ系

科目B試験では、以下について問われます。

  • 情報セキュリティ関連
  • データ構造およびアルゴリズム

両科目とも各1,000点満点で、合格率は約25%です。受験料は7,500円(税込)で試験はCBT(試験会場に設置されたコンピュータを使用)方式により通年で実施されています。

情報処理技術者試験

情報処理技術者試験もIPAが主催する国家資格ですが、全部で12分野からなり、上記の基本情報技術者試験もそのうちの一つになります。

最上位レベルは「レベル4」で、かなり専門性が高まります。基本情報技術者試験をパスしたら、「レベル3」にあたる応用情報技術者試験の取得を目指してみるのもよいでしょう。応用情報技術者試験の一部試験は記述式となり、体系化された高レベルの知識が必要です。

技術面のみならず管理や経営にまでその知識を広げることができるので、将来性につながります。

Java™プログラミング能力認定試験

Java™プログラミング能力認定試験は、株式会社サーティファイが主催するJavaに特化した民間資格で、1〜3級まであります。

1級テーマプログラムに対する仕様変更、仕様追加などの課題につきプログラムを作成します。Java SE8で出題され、会場受験となります。受験料は8,000円。
2級演算子、制御文に加えて変数とメソッド、パッケージ、スレッドなどについて問われ、オンライン受験可能です。受験料は6,600円。
3級もっとも易しく、Javaの基礎や演算子、制御文などについて問われ、オンライン受験可能です。受験料は5,400円。

いずれも学習時間さえ確保できれば取り立てて難易度が高いわけではなく、得点率60%以上が合格ラインで、毎回60%前後の合格率です。

C言語プログラミング能力検定試験

C言語プログラミング能力検定試験も株式会社サーティファイのC言語に特化した民間資格です。

こちらも1〜3級まであります。

1級C言語を駆使し、応用プログラム(言語処理系、ユーティリティなど)が作成できる能力をと使用しているOSについて理解が問われます。会場受験となり、受験料は8,000円。
2級小規模のプログラム(500行程度)が適切に(理路整然、簡潔、正しく、速く)書けること及び各種基本アルゴリズムを理解しているかが問われます。オンライン受験で受験料は6,600円。
3級C言語の概念を理解し、簡単なプログラムが書けるかが問われます。オンライン受験で受験料は5,400円。

いずれも得点率60%以上が合格ラインで、合格率は65%前後です。

Oracle認定Java試験

Oracle認定Java試験は、日本オラクル社によるJavaの知識とスキルを問う認定試験です。Javaのバージョンアップにともなって当試験も改定されるのが特徴です。世界的に開催される信頼度の高い試験のため客観的なスキル証明になるだけでなく、エンジニアとしての自信にもつながるでしょう。

2023年12月1日より「SE17」にバージョンアップされました。難易度の低いものから、Bronze、Silver、Goldと3段階に分かれています。

Unreal Engineの開発スキル

Epic Games社が提供するゲームエンジンのUnreal Engineは、上記のUnityについで世界第2位のシェアをマークしています。とくに資格はありませんが、Unreal Engineの開発スキルを身につけておくと、マルチプラットフォームでのゲーム開発や、ブループリントとC++を使った高度なゲーム開発、3Dアニメーションの編集も行えるので、仕事の幅が広がるでしょう。

こちらの記事でUnreal Engineとは?Unityとの違いは?詳しく解説していますので併せてご覧ください。

TOEIC

世界基準での英語力が問われるTOEICで600点以上のスコアがとれると、スキルとしてアピールできます。

プログラミングは英語が主流で、開発現場でも海外のエンジニアとの交流では英語が使えると有利です。必須ではありませんが、ある程度の英語力があるとどんな職場環境でもコミュニケーションがスムーズに取りやすいのでおすすめです。

ゲームプログラマーはポートフォリオがあればさらに有利に

ポートフォリオがあればさらに有利に

ゲームプログラマーとして転職を検討しているあなたは、専門的な資格の取得とポートフォリオの準備が採用面接で有利に働くことを知っておくべきです。

確かに、ゲームプログラミングに特化した資格はまだ多くはありません。しかし、情報処理技術者試験のうち、特にデータベーススペシャリスト、ネットワークスペシャリスト、エンベデッドシステムスペシャリストなどは、ゲーム開発に役立つ知識が問われます。高い難易度ですが、取得してキャリアアップを目指すのは賢明でしょう。

ただし、ゲームプログラマー採用の現場では、資格の有無よりも実際の開発実績を重視する傾向が強いです。応募者のスキルを測る物差しとして、「どんなゲームを、どのようにプログラミングしたか」を具体的に示すポートフォリオが欠かせません。自作ゲームやゲームエンジンなどを開発した成果物があれば、技術力のアピールになります。

例えば、スマートフォン向けパズルゲームなら、「UnityとC#を使い、パズルの生成アルゴリズムを工夫した」など、プログラミングの中身を説明できると説得力が増します。コンソールゲーム機向けアクションゲームなら、「physics engineを自作し、キャラの動きをリアルにした」など、踏み込んだ内容を伝えられるとさらに好印象です。

もちろん、就職活動では履歴書やスキルシートで客観的な経歴を伝えることも大切です。しかし、「実際にどんなゲームが作れるのか」「プログラマーとしてどう問題解決できるのか」を示すポートフォリオは、他の応募者より一歩リードするための強力な武器になるでしょう。

ゲームプログラマーの資格でよくある質問まとめ

ゲームプログラマーになるのに必須の資格はありますか?

必須の資格はありませんが、Unity認定試験やIT系国家資格など、実務に役立つ資格の取得でアピール力がアップします。

ゲームプログラマーに学歴は必要ですか?

学歴は必須ではありませんが、専門学校卒や大卒の方が有利です。ただし実力が問われる世界なので、学歴よりもスキルを磨くことが大切です。

ゲームプログラマーの就職や転職に有利なポートフォリオの作り方は?

具体的に自分が開発に携わったゲームを提示し、使用したゲームエンジンや工夫した点をアピールしましょう。パズルゲームやアクションゲームなど、ジャンルに合わせた強みを説明できるとさらに説得力が増します。

まとめ

ゲームプログラマーにとって資格は必須ではありません。しかし、ポイントを押さえて適切な資格を取得しておくと、転職や就職で有利になるのは間違いないでしょう。開発現場においてもどんな資格をもっているのか明言できれば、より信頼度がまします

資格はいきなり高いレベルのものを目指すと、途中で勉強が嫌になって挫折する可能性が高まります。自分の学力や環境、目指したいエンジニア像などを総合して無理のないものから取得するのがおすすめです。

本気でゲームプログラマーとして活躍したいという方は、すぐでも興味のある試験について詳しく調べてみてはいかがでしょうか。

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