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ネットワークエンジニアへの転職方法!未経験からの転職法や年収・必要スキルを徹底解説

ネットワークエンジニアへの転職方法!未経験からの転職法や年収・必要スキルを徹底解説

ネットワークを設計、構築、保守、運用するネットワークエンジニアには転職組が少なくありません。つまり、他のエンジニアが転身したり、まったくの未経験者からネットワークエンジニアになったりするケースもあります。

ネットワークエンジニアには、それだけの魅力があるといえるでしょう。

こちらの記事でネットワークエンジニアの基本的な仕事内容、将来性について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

そこで今回は、ネットワークエンジニアへの転職方法について解説します。ネットワークエンジニアへの転職がおすすめの理由や未経験からの転職方法、またネットワークエンジニアに転職して年収をアップさせる方法についても紹介します。

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目次

ネットワークエンジニアへの転職がおすすめの3つの理由

ネットワークエンジニアへの転職がおすすめの理由

まずネットワークエンジニアへの転職がおすすめの理由について解説しましょう。

  • 入り口となるスキルレベルが高くない
  • 将来性がある
  • 年収アップが狙える

各項目について詳しく見ていきます。

入り口となるスキルレベルが高過ぎない

ネットワークエンジニアは、入り口となるスキルレベルがそれほど高くありません。ネットワークエンジニアは、プログラマーやSEのように高度なプログラミング能力を必要としない案件がほとんどです。

ネットワーク設計から運用・障害対応と、ネットワークライフサイクルの幅広い業務内容での求人があるので、自分のスキルや状況に応じた場面で活躍できるのが魅力の1つと言えます。

ネットワークエンジニアは、TCP/IPなどのネットワークプロトコルに関する知識が求められます。そのため、比較的スタートしやすいのが特徴です。実際、大手SIer各社のネットワークエンジニア向け中途採用枠は、他のIT職種と比べても実務経験が短期間の応募者でも対象としています。

ネットワークの運用は将来性がある

ネットワークインフラの重要性が高まっています。クラウド化やIoTの広がりに伴い、ネットワークトラフィックは年々増加傾向にあります。ネットワークエンジニアは、文字通りネットワークのスペシャリストです。AIやIoT、ビッグデータやブロックチェーンなど、革新的なデジタルテクノロジーを陰で支えるのはネットワークです。

ネットワークインフラの運用・保守はITシステムの命脈となるため、ネットワークエンジニアへの需要は高まる一方です。

ネットワークに支障があれば、あらゆるビジネスに多大な損失を与えるばかりか、行政やさまざまな社会活動、国際交流、さらには国家の財産や人命にまで甚大な影響を及ぼしかねません。サイバー攻撃による被害も年々深刻化しているため、セキュリティ面の対策も極めて重要度の高い課題といえるでしょう。

このような背景を考えると、今後もネットワークエンジニアのニーズは高まり、ますます注目されるようになると考えられるのです。

スキルに応じて年収アップが狙える

ネットワークエンジニアへの転職には、年収アップの可能性も大きな魅力の1つです。ネットワークエンジニアの平均的な年収は450万円前後と言われていますが、クラウドや5Gなど最新技術への対応力を高めれば、さらなる年収アップが期待できます。

例えば、AWSやAzureなどのパブリッククラウドを活用したネットワーク設計・構築・運用スキルは、需要が急増しています。クラウド関連の認定資格を積み重ねたエンジニアの年収は、調査によると平均730万円に達しています。

また、Beyond 5Gや5Gスタンドアロン(SA)など、次世代通信規格への対応も今後重要視されます。大規模なネットワークシステム設計を担える高度なスキルを備えたエンジニアであれば、1000万円以上の高収入も夢ではありません。

既存スキルに加え、新世代のネットワーク技術を積極的に習得していけば、ネットワークエンジニアとしてのキャリアアップと年収アップを両立できるでしょう。ネットワーク分野への転職には、高い潜在能力が秘められていると言えます。

ネットワークエンジニアへの転職で年収を上げる4つの方法

ネットワークエンジニアへの転職で年収を上げる方法

年収1,000万円を超えるネットワークエンジニアの求人が常時募集されています。そのような年収アップが狙える転職をものにする方法について解説しましょう。

具体的には、以下の通りです。

  • クラウドスキルを習得する
  • セキュリティスキルを習得する
  • サーバースキルを習得する
  • マネジメントスキルを習得する

クラウドスキルを習得する

今後のネットワークエンジニアに必須ともいえるのが、クラウドスキルです。とりわけ高報酬を狙うならクラウドアーキテクトなどの高度な認定資格が必要でしょう。

AWSやGCP、Azureといったクラウドコンピューティングサービスは、世界でもスタンダードとなり国内企業での導入例も飛躍的に増加しています。大手企業の8割以上がクラウドを既に導入済みで、今後のシステム構築案件はクラウド主体になると予想されています。クラウドアーキテクトなどの高度な認定資格を取ることで、年収1,000万円以上の求人に応募可能になります。

セキュリティスキルを習得する

ネットワークを設計したり、構築、運用したりするうえで、セキュリティへの深い知識とスキルも非常に重要です。サイバー攻撃が日々高度化する中、セキュリティ対策はネットワークエンジニアにとって最重要課題の一つです。

ファイアウォールやIDS/IPSなどのセキュリティ製品のスキルを身につけることで、高収入職に就ける可能性が広がります。ファイアウォールの設定や侵入検知と防御のシステムや暗号技術の実装といったパフォーマンスを即戦力として実施できる技術の習得が望ましいでしょう。

サーバースキルを習得する

案件としては、クラウド型向けが増えていますが、自社でオンプレミス型を利用しているケースも一定数存在します。サーバースキルも引き続き需要があると考えられます。

大手企業を中心にオンプレミス環境はまだまだ健在で、LinuxやWindowsサーバーの運用保守ができるスキルは不可欠です。

マネジメントスキルを習得する

ネットワークについて、要件定義や設計といった上流工程を担当するには、マネジメントスキルも求められます。要件定義から設計、開発、運用までを切れ目なくマネジメントする力が求められます。

他のエンジニアをまとめたり、クライアントとの間でプロジェクトの目的、仕様、納期、予算などを取り決め、コミットしていったりする能力も必要です。

転職をする前に、ネットワーク以外でもプロダクトやシステムの開発にあたりマネジメント業務になんらかの関わりをもつ経験をしておくとかなり有利になるでしょう。

未経験からでもネットワークエンジニアへ転職が可能な理由

未経験からでもネットワークエンジニアへ転職が可能な理由

未経験からでもネットワークエンジニアへの転職は可能です。その理由について解説しましょう。

具体的には、以下の5点が挙げられます。

  • 高度なプログラミングスキルが必要なシーンが少ない
  • 作業ルールが確立していることが多い
  • 求められる実務レベルのすそ野が広い
  • 文系でも可能
  • 関連資格が多い

こちらの記事でネットワークエンジニアを含む未経験で目指せるおすすめエンジニア種類について詳しく解説していますので併せてご覧ください。

高度なプログラミングスキルが必要なシーンが少ない

ネットワークエンジニアの仕事では、高度なプログラミング作業が必要となるシーンがさほど多くありません。ネットワークエンジニアの主な業務は、ネットワーク機器の設定や運用、障害対応です。これらには、アプリケーション開発のような複雑なコーディングはほとんど必要ありません。

もちろんプログラミングスキルがあるに越したことはないですが、それよりもネットワークに関する一定以上の知識やスキルがあれば、転職は十分に可能です。

作業ルールが確立していることが多い

ネットワークエンジニアの仕事は、一から自身で創造したり、独自性の高いパフォーマンスが求められたりするケースが少ないです。ネットワーク機器各社は、設定や運用の手順を詳細に記したマニュアルを提供しています。これに沿って作業を進めていけば、スムーズに業務を行うことができます。

どちらかというと、ある程度型にはまったルールの中で作業をすることの方が多いため、やる気があれば未経験でも抵抗なくスタートが切れるでしょう。

育成制度が手厚い

OJTによる育成制度が手厚いです。大手SIer各社は、未経験者向けの研修期間を設け、先輩社員の指導の下、実際の案件を通じてネットワークスキルを段階的に習得させていきます。

例えば、NTTグループでは未経験者向けに「ネットワークスペシャリスト研修」を実施しています。3ヶ月の研修期間の後、ネットワーク機器の初期設定や運用業務などのOJTを経て、半年程度で一人前のスキルを身につけられるといいます。

求められる実務レベルのすそ野が広い

ネットワークエンジニアに求められる実務スキルの範囲は広く、未経験者でも習得しやすい領域が多いのが特徴です。

具体的には、ネットワーク設計や構築といった上流工程に加え、運用・保守や障害対応などの下流工程も担当します。

特に下流の運用段階では、各ベンダーが提供する標準的な運用手順書に沿って作業を進めることがほとんどです。手順書に沿えば経験の有無にかかわらず、ネットワーク機器の起動・停止や設定変更、ログ監視といった作業は問題なく遂行できます。

また、障害発生時の初動対応についても、トラブルシューティングの手順がマニュアル化されているので、冷静に手順に従えば、未経験でも対応は十分可能です。

文系出身でも可能

ネットワークエンジニアは、文系出身者でも就業は十分可能な職種です。

第一に、高度な数学や統計学の知識は必須ではありません。ネットワーク設計や構築、運用には、プログラミング能力以上に、ネットワークの仕組みやプロトコルに対する理解が求められます。SEやプログラマーのようにプログラミングを学んだり、データアナリストやデータサイエンティストのように統計学や数学などに精通していたりする必要はないのです。

第二に、ネットワークの専門知識は研修で習得できます。大手ベンダー各社が提供するネットワーク技術者向け認定資格プログラムなどを活用すれば、文系出身者でもスキル取得は十分可能です。

スイッチやルーターといったネットワーク機器の設定や設置方法、IPアドレスやドメイン、DNSサーバーやファイアウォールの設定といったネットワーク構築に必要な仕組みや具体的な方法について、興味と理解がともなえば学歴に関係なく、業務をこなすことは十分に可能です。

第三に、業務遂行のための指針は手順書で標準化されています。日々のネットワーク運用では、各ベンダーのマニュアルに沿った作業が基本になります。

文系出身者でも、ネットワーク技術そのものに強い興味と意欲があれば、教育訓練によってネットワークエンジニアとして通用する専門スキルは獲得できます。ネットワークエンジニアは文理を問わない職種であると言えます。

関連資格が多い

ネットワークエンジニアには、業務スキル習得のための関連資格が多数存在します。以下に挙げる代表的な資格を活用すれば、未経験からでも業務習得は可能です。

スクロールできます
資格内容
Cisco技術者認定(CCNA)米シスコシステムズのネットワーク機器設定・運用の基礎スキルが習得できる
ベンダー別シェアNo.1の資格で、保有することで即戦力となる。
LPICLinuxサーバーの運用管理スキルを効率的に習得できる
LinuxはサーバーOSのデファクトスタンダードで、大企業システムでは必須のスキル。
Wireshark認定資格パケットキャプチャとプロトコル解析のスキルが習得できる
ネットワークの実態把握とトラブル対応の能力が身につく。

上記のような資格を目指して学習すると、実際の業務がこなせるだけの知識が相当程度身につくので未経験からの転職も可能です。

未経験からネットワークエンジニアに転職する方法

未経験からネットワークエンジニアに転職する方法

最後に未経験からネットワークエンジニアに転職する方法を紹介しましょう。

専門のスクールで必要な知識を習得する

未経験のまま必要なスキルと知識を独学でマスターするのは難しいかもしれません。不可能とはいいませんが、それよりは専門のスクールでポイントを押さえた授業を受ける方が、無駄がなく、挫折する可能性も抑えられるのでおすすめです。

資格を取得する

先ほども述べたように、ポイントを抑えて資格を取得していくと未経験からでも転職の道が開けてきます。

CCNAやLinuCといった資格以外にも、国家資格のネットワークスペシャリストもおすすめです。独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)主催で、難易度としては情報処理技術者試験制度において最高レベルですが、合格すると転職にもかなり有利になるでしょう。

説得力のある志望動機をもつ

現在、まったく畑違いの仕事をしている場合は、なぜ今からネットワークエンジニアになりたいのかについて採用担当者を納得させるだけの志望動機と熱意を持つことが大事でしょう。生半可な理由では、プロとして活躍することは困難だからです。

とくに未経験の場合は年齢が上がるにともなって難易度も高くなると考えてください。よって、将来的なキャリアパスについても考慮に入れて自身の考えをしっかりと伝えられる準備をしておきましょう。

社内研修が手厚い企業を狙う

未経験からネットワークエンジニアへ転職する場合、社内研修制度の充実した企業を選ぶことをおすすめします。

理由は以下の通りです。

  • 知識だけでは不十分で、実践経験が必要
    ネットワーク業務には、知識だけでなく実践力が求められます。研修制度が手厚い企業なら、トレーニングを通じてスムーズに実務力が身につきます。
  • 失敗を恐れずにチャレンジできる
    研修期間中は先輩社員の指導が受けられるので、失敗を恐れることなく積極的に業務にチャレンジできます。自信と経験を着実に積むことができます。
  • ドロップアウトリスクが低減
    研修制度が充実していれば、未経験者でも段階を踏んで業務習得していけます。早期のドロップアウトリスクが大幅に低減します。

手厚い研修制度がある企業を選ぶことで、ネットワークエンジニアへの転職はよりスムーズに、確実に実現できると言えます。社内教育環境を重視することをおすすめします。

転職エージェントを有効活用する

未経験の場合は、とくに転職エージェントの活用をおすすめします。募集件数が豊富なうえ、転職活動の悩みや相談にのってもらえたり、専門的な知見でアドバイスをしてくれたりすることもあるからです。

多くの有力企業はエージェントで転職者を募集しているので、スキルや実績でアピールしにくい未経験者は、自力で探すよりエージェントを活用する方が有利でしょう。

ネットワークエンジニアへの転職でよくある質問まとめ

ネットワークエンジニアへの転職がおすすめの理由は?
  • 入り口となるスキルレベルが高くない:プログラマーやSEのように高度なプログラミング能力を必要としない
  • 将来性がある:クラウド化やIoTの広がりに伴い、ネットワークトラフィックは年々増加傾向にあります。
  • 年収アップが狙える:クラウドや5Gなど最新技術への対応力を高めれば、さらなる年収アップが期待できます
未経験でもネットワークエンジニアへ転職は可能?

未経験からでもネットワークエンジニアへの転職は可能です。具体的には、以下の理由が挙げられます。

  • 高度なプログラミングスキルが必要なシーンが少ない
  • 作業ルールが確立していることが多い
  • 求められる実務レベルのすそ野が広い
  • 文系でも可能
  • 関連資格が多い

まとめ

経験者はもちろん、未経験でもネットワークエンジニアへの転職はおすすめです。AIやIoT、ビッグデータといった最先端技術を活用したビジネスやイノベーションが加速する中、ネットワークエンジニアの存在は重要度を増す一方だからです。加えてサイバー攻撃を回避するうえでもその役割は無視できないでしょう。

こういった背景を考えると、ネットワークエンジニアへの転職は今がチャンスです。経験者でも未経験からでも十分に可能なため、興味がある方は前向きに検討されてはいかがでしょうか。

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